装甲歩兵の研究


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 アメリカが装甲歩兵の実現に本気になっている。
『映画の特殊効果会社レガシー・エフェクトにはアカデミー賞候補になったデザイナーたちがいる。彼らはターミネーターロボコップキャプテン・アメリカ、そしてアイアンマンといった記憶に残る映画戦士のウエアを担当してきた。
 そのレガシー・エフェクトが現在、「ミッション・インポッシブル」のような難しい任務に携わっている。米軍の精鋭部隊の兵士たちを防護し、突進するのに適したアイアンマン型の戦闘服を開発すること。兵士に軽量で機敏な防弾チョッキなど防具を着せて、しかも武器など重さ数十キロ以上の機材を運べるようにするためだ。
 国防総省ペンタゴン)の試作品用の部品は3Dプリンターで作られる。かつて俳優ロバート・ダウニー・Jr.がアイアンマンとして着た赤と金色の映画用防弾チョッキの部品も、その3Dプリンターで製造された。
 米軍関係者は最近、3種類のデザインを検討した。米特殊作戦司令部(USSOC)は向こう4年以内に新世代の防護服を製造するというプロジェクト「戦術的襲撃用軽装作戦服(TALOS)」を進めており、その早期段階に当たる。
 「われわれは革命的であろうとしている」と、TALOSのマネジャー、マイク・フィールドソン氏は語る。
 開発に参加するのは、生物工学専門家、戦闘経験のある退役軍人、ハイテク専門家、そして昆虫の外殻の秘密を研究しているカナダ人研究者など。参加する企業には、レガシー・エフェクトなど特殊効果メーカー、小さなハイテク企業のほか、レイセオンロッキード・マーティン、ゼネラル・ダイナミクスなど国防大手メーカーも含まれている。
■重さ180キロの 戦闘服
 出来上がるウエアは、米軍の戦争遂行方法を変える可能性もある。米軍はこれまで、イラクアフガニスタンといった戦場で兵士が携行する荷物の重さを減らそうと努めてきた。武器や電子機器、そして防弾チョッキなど防具を含めた重さは、任務によっては125ポンド(約57キログラム)以上にもなる。
 アイアンマン・スーツの開発者によると、実際の戦闘スーツは重さ400ポンド(約180キロ)にも達する可能性があり、武装した兵士を機敏に動かすには動力付きの全身装具「エクソスケルトン(外骨格)」が必要になろうという。問題は、既存のエクソスケルトンでは不可能だということだ。
 主に医療用のエクソスケルトンを設計しているエスコ・バイオニクス社(カリフォルニア州)のラス・アンゴールド氏は「ハリウッドは、アイアンマン・スーツを不可能なまでに薄く、軽量で、機敏で、しかも不可能なまでにエネルギー効率をよくしたのは確かだ」と話す。「われわれは問題を解決するためにこう問い掛けている。アイアンマンがもし実在したらどうなるだろうか、と」
 未来型の戦闘服を製造する試みは米軍にとって初めてではない。米軍は何年もかけて何千万ドルもの資金を投じ、試作品を生産したが、計画通り行かなかった。過去の失敗を受けて、議員たちの間でTALOSプロジェクトへの懸念が高まっている。
■カギは動力源
 USSOCはこれまでTALOSに約1000万ドル(約10億円)投じた。これは国防総省の正式な事業ではないため、固定した予算はない。それが一部の議員を憂慮させており、下院の軍事委員会は最近、このプロジェクトがカネの無駄遣いにならないようにするため報告するよう要求した。
 ニュー・アメリカ財団の「将来の戦争」プロジェクトの上級フェロー、ピーター・シンガー氏は「長期ビジョンはあるが、現段階でその大半がSF(空想科学)とエンターテインメントの領域にある。道のりは長いが、技術的な障害の克服は不可能ではない」と語る。
 最大の障害の一つは動力だ。アイアンマンの架空の防衛請負人トニー・スタークはミニ「アーク・リアクター」を開発した。それは彼の胸の中に装着され、スーツの動力源になった。現実の世界には存在しないため、プロジェクトの開発者たちは冗談を飛ばす。
 「アイアンマンは正しかった。要はアーク・リアクターにつきる」と、エスコ・バイオニクス社のアンゴールド氏は言う。「誰かがそれを作り出せれば素晴らしいことだ」(2014年7月7日 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)』(http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304188504580014320063977634
 アメリカでは「アイアンマン・スーツ」(いわゆる「パワード・スーツ」)、即ち装着できる動力服に装甲板を付けたもの・・・当ブログでは前から装甲歩兵(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20140103/1388753593)と呼んでいる物の開発に、軍が莫大な金を出している。
 この技術、やれば間違い無く日本の方が上手く完成出来るだろう。日本も絶対にやるべきだ。
 日本では、昔から巨大ロボットに人気がある(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130506/1367825706)。しかし、兵器として見た場合、巨大ロボットには魅力が無い。身長何百メートルもあるような巨人型ロボットを作ったとしても、重さで足が地面にのめり込んでしまい、立ちあがるのも難しいだろう。その上、遠くから視認されやすく、射撃の標的になるだけだ(仮に人が乗るタイプの人型ロボットを兵器として使うとして、実用性があるのは身長4mくらい迄であろう)。
 従って、兵器として見た場合には、巨大ロボットよりも、ロボット・スーツを装着した装甲歩兵の方が遥かに実用的なのだ。
 日本には、装甲歩兵を実現する為の要素技術が全てある。あとは組み合わせて実現するだけだ。是非やるべき!
 そう言えば、東大は軍事研究しないと言っているが(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20140706/1404612482)、もしも、こうした物が日本にあれば、有事の際、危険地域に侵入する自衛隊員の死傷率を劇的に下げられるのだ。それでも研究を禁じるのか?、東大は自衛隊員なら死んでも良いと言うのだろうか?、全くおかしいのである。
 東大も自衛隊員を守るロボット・スーツ、開発するように!

 


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