米中で日本の抑え込み!
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中国を刺激するからという理由で、米国が日本の敵基地攻撃能力の保持に反対している。
『日本が検討している敵基地攻撃能力の保有をめぐり、米国とのせめぎ合いが水面下で続いている。自衛隊が「盾」、米軍が「矛」という同盟構造を塗り替え、中国などを刺激しかねない問題のため、米国は日本に慎重な対応を要求。
両国は「日米防衛協力の指針(ガイドライン)」の改定という公式協議では議題にせず、別の場で答えを探っている。
<ガイドライン協議で米側の姿勢崩せず>
敵基地攻撃能力は、F35のようなステルス機による爆撃や巡航ミサイルといった打撃力を使い、敵国内のミサイル発射装置などを破壊する能力。複数の関係者によると、日本の防衛省と米国防総省は現在、担当者レベルで自衛隊による能力保有の是非や可能性について研究、議論をしている。
両国は昨秋、自衛隊と在日米軍の役割分担を定めた日米ガイドラインの改定協議を本格的に開始した。作業は今年末までに終える予定で、17年ぶりの見直しになることから、この公式協議の場で同問題を話し合うべきとの声が日本側にはあった。
しかし日本の関係者によると、米国は、日本が打撃力を保有すれば東アジアの軍事バランスを崩しかねないと懸念。さらに、米国が提供する抑止力への信頼が同盟国の間で揺らいでいるのではないか、との憶測を呼ぶ恐れもあるため、この問題を同協議で取り上げることに難色を示した。
日本側関係者は「今回のガイドラインでは突破できなかった」としており、両国はさらに時間をかけて話し合い、落としどころを探ることにしたという。
米国の複数の関係者も、日米が非公式に議論していることを否定しない。関係者の1人は「日本側から具体的なコンセプトや具体的な提案はまだない」と、議論が初期段階であることを示唆している。同関係者は「日本の準備が整えば、こちらは話す用意がある」と語る。(2014年 09月 10日 ロイター)』(http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0H501D20140910)
これは納得いかない。
何故米国は、日本の領土を狙う中国に対して、あからさまに配慮するのか?
それに日本の潜在的脅威は中国だけでなく、ロシア、韓国、北朝鮮もいるのだ。
結局、米側の主張を見ると、日米安保の本質が、日本を自立させないための「瓶の蓋」であるということが良く分かる!
現在、日本は中国やロシア、韓国、北朝鮮まで届く長距離ミサイルを、一発も・・・ただの一発も保有していない。日本がミサイル攻撃を受けても、自衛隊には敵基地に対して反撃する能力自体が無いのだ(しかも今回米側が反対しているのはステルス機への爆撃能力の付与だから、長距離ミサイルですらない!)。
米国は「矛」の役割を果たすと言っているが、米国が日本のために中国にミサイルを打ち込むことがあるなどとは、到底思えないのですが?
むしろ、中国が日本に攻撃を仕掛けて来たとき、日本が勝手に反撃できないよう、米国が邪魔をしているとしか思えない(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130609/1370742145)。
米中協調で、日本が抑えつけられているのだ!
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