切れる光海底ケーブル


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 ベトナムと香港を結ぶ光通信海底ケーブルが、何度も切断されている。
『光海底ケーブル切断事故、別の切断箇所発見で完全復旧は10月5日か
 15日に発生した、東南部バリア・ブンタウ省から香港までを結ぶ光海底ケーブル「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」の切断事故で、29日午前、別の切断箇所が新たに発見されていたことが明らかになった。これにより、ベトナムから海外へのインターネットアクセスが完全に復旧するのは10月5日正午ごろとなりそうだ。
 15日の切断箇所の溶接作業は28日午前10時に開始され、29日21時の時点で完了している。一方、新たな切断箇所の作業は10月1日20時に開始され、10月3日午前7時ごろに完了する見込みだという。
 当初の予定では、台風など天候の影響で作業を行うことができないとして溶接作業の完了は10月4日の見通しとなっていた。その後、計画を前倒して10月1日に完了すると報じられたが、今回別の切断箇所が発見されたことにより完全復旧が更に遅れる事態となった。(VIETJO 2014/09/30)』(http://www.viet-jo.com/news/social/140929085637.html
 ベトナムと香港を結ぶ海底ケーブルが切れたのは今年に入って二度目(前回切れたのは7月15日)らしいが、それが新たな切断箇所の発見で、更に復旧が延びるという。何故ケーブルが切れるのか、その原因は不明だ(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140916-00000072-minkei-asia)。
 しかし、予想できるのは、これが恐らく何らかの諜報工作に絡むものであろうということ。現代の諜報工作の焦点の一つは、どうやって海底ケーブルの通信傍受をするかという点にあるからだ(http://gigazine.net/news/20130822-undersea-cable-data-collected-and-sold/)。
 特に、今は香港情勢が予断を許さない時期(http://sankei.jp.msn.com/world/news/140930/chn14093005000004-n1.htm)。民主派を抑え込もうとする中国当局は、反体制組織とその海外支援者や支援拠点の解明に躍起になっている。香港を支援する海外支援者とのインターネット通信は海底ケーブルを通るから、それを傍受するのが中国当局には不可欠なのだ。
 しかし国内の通信網と違い、海底ケーブルの管理は国際的な広がりを持つので、中国当局の自由にできない。そこで、海底ケーブルを切断し、それが修理されている間に、どこか離れたところにあるケーブル中継器を、傍受装置付きの仕掛けのあるものと交換するなどの、荒っぽい手段が必要になるワケだ(あるいはケーブルを切ることで、情報が強制的に中国国内を通るよう迂回させている、・・もしくはアメリカによる光通信傍受を妨害しているのかもしれない)。
 こうした諜報活動は、決して褒められたものではないが、しかし国家の生存を考えれば必要悪でもある。そのため、アメリカもイギリスも、そして中国も、本気で通信傍受に取り組んでいるのだ。
 対して日本はどうだろう?、日本の上空、静止軌道上にはアメリカの通信傍受衛星が設置され(http://www.asyura.com/2002/bd17/msg/494.html)、情報は吸い取られる一方。しかし日本の情報機関が、海外で情報を積極的にスパイしているという話は殆ど聞かない。こうしたお寒い状況は、なんとか変えてゆくべきだろう。



<外交 Vol.27 【特集:宣伝 諜報 情報戦の裏側】>



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