無意味な爆撃


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 アメリカの対ISIS攻撃は効果が無いとイランラジオが報じている。
軍事アナリストが「アメリカのテロ組織ISISへの空爆は功を奏していない」と強調しました。
 イルナー通信がニューヨークから伝えたところによりますと、アメリカ国防総省は、イラクやシリアのISISの拠点に対する空爆の成功とその効果を主張しているが、アメリカの軍事アナリストのグループはこの攻撃は失敗しており、功を奏していないとしています。
 報告の中で、アメリカの軍事アナリストらは、「ISISは依然としてシリアとイラクの各地で勢力を維持しており、前進している。ときにアメリカとその他の国の戦闘機が建物を攻撃しているが、テロリストはしばらく前からそこから出て、別の場所に移動していた」と語りました。
 この報告では「ISISは、自分たちの拠点にこの種の攻撃が行われる可能性を知り、その攻撃を無効にするために新たな戦術を企て見つからない場所に隠れた」とされています。
 こうした中、人権団体は報告を出し、この攻撃の中でイラクとシリアの民間人数名が死亡したことを指摘しています。
 こうした中、アメリカ国防総省の報道官は、このような被害があったことを認め、記者団に対し、「この作戦を実行する上で、非常に慎重に事が進められているが、常に空爆の中でこの種の被害が出る可能性はある」と述べました。
 ISISは現在、シリアとイラクの一部を占拠しています。
 このテロ組織の占領地域での犯罪は、イスラム国など世界の非難に直面しています。(2014/10/02 イランラジオ)』(http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/48852
 古今の歴史上の戦争を見ても、航空攻撃だけで決着した紛争は無い。
 その意味で、イランラジオがイスラムの立場で宣伝的な意図で報じているこのニュースも、それほど的外れなものでは無いと思う。
 そもそも、アメリカが今行っているピンポイント攻撃は、攻撃目標が明確な時に最も効果がある。
 フセインイラクのように、敵が一つの国家であり、産業や軍事の拠点が目標として確認できるとき、ピンポイント爆撃は効果的なのだ。
 ところがISISはゲリラ組織であり、明確な拠点を持たない。これはベトコンを相手にしていた時と同じだ。ベトナム戦争では、北爆もホーチミン・ルートの爆撃も、殆ど効果が無かった。
 それはベトコンや北ベトナムソ連や中国など外部の支援を受けていたからだ。
 ISISも外国から来た民兵義勇兵が主体である。そんな実態の無いものを爆撃しても、消すことはできない。
 そんなのはアメリカも百も承知のはず。では何故爆撃するのかと言えば、それが爆弾の在庫一掃セールだからだろう。
 アメリカは紛争に備え、ある程度の爆弾を常に備蓄している。しかし爆弾には使用期限があり、ある程度保管していると使用期限が切れてしまう。それに紛争が無いと軍産複合体も儲からずに干上がってしまう。
 アメリカは軍産複合体にエサを食わせるために、定期的な戦争が必要なのだ。
 だから効果が無くても爆撃する。
 アメリカが空爆で使った費用は10億ドル。そして一年紛争が長引けば、その4倍の費用が必要と言う(http://www.cnn.co.jp/usa/35054619.html)。
 同じだけの費用を空爆せずに、インフラ投資して住民の不満を無くせばISISなど消え去るのではないか?
 それも分かっている。だけどアメリカは軍産複合体を維持するために敵が必要なのだ。その為にはISISに消えてもらっては困るのである。
 だから爆撃し、無理やりにでも憎しみの連鎖を作って(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41847)、ISISが増殖するようにしているのである。



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