反戦平和に核武装は不可欠


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 俳優の宝田明氏(80)が、反戦平和のメッセージをNHKの番組で訴えたとして話題になっているが・・・。
『宝田氏は3日夕方に放送されたNHKの「ゆうどき」に生出演。幼少時代に旧満州ソ連侵攻を体験し、命からがら引き揚げてきた悲惨な過去を振り返りつつ、「人間の起こす最も大きな罪は戦争」「戦争を起こしてはいけないというメッセージを発信し続けたい」と戦争反対を主張。その上で、噛み締めるように「無辜の民が無残に殺されることがあってはいけない。間違った選択をしないよう、国民は選挙を通じて、そうでない方向の人を選ぶ(べき)……」と訴えたのである。
 宝田氏が集団的自衛権行使容認にヒタ走る安倍政権を念頭に発言したのは明らかで、NHK番組で「反安倍」を“公言”したのも同然。放送後、ネット上では「よくぞ言ってくれた」「男気を感じる」と拍手喝采だ。(2014年12月8日 日刊ゲンダイ)』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/155588/1
 ???
 この日刊ゲンダイの記事は、全く意味が不明である。満州国へのソ連侵攻がどういうものか、日刊ゲンダイの記者は理解しているのだろうか?
 当時、日本とソ連は日ソ中立条約を結び、お互いの領域内への不可侵を約束していた。日本側は、条約が有効であるうちはソ連の攻撃が無いと考え、満州に居た日本軍を南方へ転出させた。
 それにより満州国は、軍事的に空白地帯になってしまった。
 それを見逃さなかったのがソ連の独裁者スターリンで、日ソ中立条約を一方的に破棄し、大軍をもって満州国北方領土に侵攻したのである(日本は平和を求めスターリンに停戦交渉の仲介まで頼んでいたのにも関わらず!)。
 当時の満州国の状況は今の日本に似ている。
 満州国の安全保障は日本軍に依存していて、在日米軍に頼る日本と似た構図だ。
 そして日ソ中立条約は、平和憲法のような安心感を満州国に与えていた。
 しかし、その安心感は日本軍が手薄になった途端に、スターリンの野心により突如破られたのである!
 宝田氏は「戦争を起こしてはいけない」、「無辜の民が無残に殺されることがあってはいけない」と言う。
 では、振り返って満州国はどうすれば良かったか?
 日本の安全保障によっても、中立条約によっても満州国の平和は守れなかった。満州国に必要だったのは独自の自主防衛力、強力な軍事力だったのである!
 巨大な軍事力があれば、満州国の平和は守られた(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20141208/1418011930)。
 今の日本、周辺国は核とミサイルで武装している。日本だけが、一発の弾道ミサイルも、一発の核弾頭も持たないのだ!
 宝田氏は「戦争を起こしてはいけない・・・国民は選挙を通じて、そうでない方向の人を選ぶ」べきと言う。歴史を正しく解釈すれば、この「そうでない方向の人」とはどういう人か?
 満州国に戦火を齎したのはスターリンだが、当時の日本人や満州国人にスターリンをどうこうする権限は全くない。だとしたらスターリンじゃない人を選べという意味ではあり得ない(スターリンは選挙で選ばれてすらいなかったが・・・)。
 なら宝田氏の意図は別として、満州国の歴史を鑑みれば、当然、「そうでない方向の人(=反戦平和を求める人)」とは抑止力の保有を主張している人だと結論せざるを得ないのである。だから引用した日刊ゲンダイの記事は、趣旨も結論も全く滅茶苦茶なのだ。


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