後藤さん殺害!、日本人誘拐指令!


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 詳細は明らかでないが、後藤さん殺害動画が公開された。
『日本時間の1日午前5時すぎ、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんを殺害したとする動画がインターネット上に投稿されました。
 動画の長さは1分余りで、まず、「日本政府へのメッセージ」という英語とアラビア語の文字が表示されます。
 続いてオレンジ色の服を着た後藤さんとみられる男性が屋外にひざまずきその後ろにナイフを持った黒い服を着た戦闘員とみられる男が立っています。
 男は英語で、「日本政府はおろかな同盟国や、邪悪な有志連合と同じように『イスラム国』の力と権威を理解できなかった。われわれの軍はお前たちの血に飢えている。安倍総理大臣よ、勝てない戦争に参加した向こう見ずな決断によってこのナイフは後藤健二を殺すだけでなく今後もあなたの国民はどこにいても殺されることになる。日本の悪夢が始まる」と話しています。
 そして最後に後藤さんが殺害されたとみられる画像が映し出されています。(2月1日 NHK)』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150201/k10015119631000.html
 その一方、「日本人記者を誘拐せよ」と、ISIS支持者らが盛んにネットに書き込んでいるという。
『「日本人記者を誘拐し別の捕虜交換に利用しろ」−。イスラムスンニ派過激組織「イスラム国」の支持者らが29日、後藤健二さん(47)ら人質事件を取材する日本人記者を標的にした書き込みをツイッター上でしていることが明らかになった。過激派支配地域では、人質を売買する誘拐ビジネスが横行、記者活動は厳しい状況に置かれている。
 地元トルコや日本、欧米の報道陣数十人は29日、後藤さん解放の可能性があるとみて、シリアのイスラム国支配地域の「正面玄関」で、過去に人質交換が行われたアクチャカレ検問所の前に集結した。
 しかし、ツイッター上では、イスラム国支持者とみられるユーザーらが検問所前で待機する日本の報道陣の写真を掲載。中には記者の顔がはっきりと判別できる写真もあり、ユーザーらからは「このうちの誰かを誘拐して、別の捕虜交換に利用しろ」といった書き込みが相次いだ。
 欧米メディアの記者たちによると、シリア北部では昨年以降、通訳やガイドを装って外国人に近づき、数万ドル(数百万円)でイスラム国に売り渡す誘拐ビジネスが横行。イスラム国が敵視する米英など欧米を中心とした記者たちが最大の標的になっている。(2015.1.30 産経ニュース)』(http://www.sankei.com/world/news/150130/wor1501300062-n1.html
 どうしてこうなった?


 考えられる主な理由は、「I AM KENJI」運動の広がりである(http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/01/29/kiji/K20150129009713730.html)。後藤さん解放運動が広がったせいで、彼らは、交渉して後藤氏を解放するより、殺害して世界の人々に恐怖心を与える方が利益が大きいと考えたのであろう。
 これまでの後藤氏のメッセージが全て英語で出されていた事に注意して欲しい。彼らは日本人では無く、世界の人々を相手にしていた。そして、ISIS(=CIA・モサド)の力の源泉は、恐怖心により世界中の人々に無力感を与えることにあるのだ。
 その意味で「I AM KENJI」運動の波及は、ISISには思う壺であった(その運動自体、CIA・モサドが企画した心理作戦の可能性もある)。
 CIA・モサドにより企画されたISISが求めるのは(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20150121/1421788283)、反イスラム世論を喚起するための衝撃力、影響力なので、その目的に叶う影響を世界に及ぼせるものは、何であれ彼らにとって願ってもない「獲物」になる。
 従って「I AM KENJI」運動のせいで「日本人記者を誘拐せよ」とISISに指令され、反イスラム世論の醸成に役立つとの判断で後藤氏も殺害されるハメになったのだ!
 我が国としては、こうなった以上、同じようなケースの事件では人質解放交渉をすることは慎むべきだ。そもそも後藤氏は、事件に巻き込まれる前「何が起こっても責任は私自身にあります」という明確なメッセージを残していた(http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5715.html)。その意志は、もっと尊重されるべきであった。
 もし次に同様の人質事件が発生した場合、ヒントになるのは2004年のイラク日本人人質事件である。2004年の事件では、ザルカウィらのグループ(イラクの聖戦アルカーイダ組織)に日本人青年が拉致され、自衛隊イラクからの撤退が要求された。
 これに対し当時の小泉首相は即座に「テロに屈することはできない。自衛隊は撤退しない」と表明した。日本人青年は殺されたが、その後、ザルカウィらのグループによる日本人をターゲットとした事件は起きなかった(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E4%BA%BA%E8%B3%AA%E4%BA%8B%E4%BB%B6)。
 これまでの事件の教訓から考えれば、日本政府は、テロリストと交渉しないことを国際社会に向けて発表すべきだ。日本人が人質として高い価値を持つという印象を国際社会に対して与えるべきでは無いからだ。
 そうしなければ、日本人は次々誘拐されるだろう。
 人質事件に対しては、武力奪還の方法を探るべきだ。



 もし、後藤さん殺害が事実であるならば、ご冥福をお祈りいたします。


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