ISIS、謎のムアーズ中尉殺害発表


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 ヨルダン軍パイロットの殺害を示す映像を、イスラム国が公開したという。
『過激派組織「イスラム国」が3日、昨年12月に拘束したヨルダン軍パイロット、ムアーズ・カサースベ中尉を殺害したとする画像をネット上で公開した。ヨルダン軍は同日、国営テレビを通じて「画像は本物」としたうえで、「懲罰と報復を誓う」との声明を出した。
 映像では、中尉が屋外に設置されたおりの中で、火をかけられた。国営テレビは「カサースベ中尉が殺害されたのは1月3日」と伝えた。
 カサースベ中尉は米軍主導の対「イスラム国」軍事行動に参加して昨年12月24日、ヨルダン空軍のF16戦闘機でシリア領空を飛行中に「イスラム国」側によるとみられるミサイル攻撃を受けて墜落。「イスラム国」に身柄を拘束された。(中略)
 1月3日に殺害されたのが事実とすれば、日本政府やヨルダン政府が対応を急いでいたとき、すでに中尉は死亡していたことになる。訪米中のアブドラ国王は日程を切り上げ、帰国するという。
 また、衛星テレビ局アルアラビアなどによると、ヨルダン当局は4日にも、リシャウィ死刑囚を処刑するという。(2015年2月4日 朝日新聞デジタル)』(http://www.asahi.com/articles/ASH240HTKH23UHBI025.html
 ISISの情報の出し方は不可解だ・・・。


 ヨルダン政府によると、ムアーズ中尉は既に殺害されていたと言う。それが事実とすれば、ISISは、後藤氏殺害を公表する前に、どうしてムアーズ中尉を殺害したと発表しなかったのか?
 ISISは、後藤氏の解放交渉に於いて、リシャウィを解放しなければ、まずムアーズ中尉を殺し、その後、後藤氏を殺害すると言った。
 しかし、結果的に、その順番がになっている。
 後藤氏を殺害する前に、先ずムアーズ中尉の殺害を公表した方が、ISISとしては脅しの効果を上げることが出来た筈だ。そうすれば、ムアーズ中尉殺害の責任の一端を、交渉に応じないヨルダンの責任にすることも出来た。
 もしISISがヨルダンと日本の間を引き裂こうとするなら、後藤氏を殺害する前に、ムアーズ中尉の殺害を公表すれば良かった。そうすれば、ヨルダンと日本の関係は、相当厳しい事になっただろう。
 ムアーズ中尉が先に殺されれば、ヨルダンとしてはムアーズが殺されたのにリシャウィの解放など出来るか!、という気持ちになるし、日本側としてはムアーズが殺害されたのであれば、それに拘る事は無いのだからリシャウィを解放して欲しい・・・となり、利害が相反することとなる。ヨルダンと日本を分断できる。
 だが、ISISは後藤氏の殺害を先に公表した。それにより、日本側はヨルダンと対立せずに済んだのである。まるでISISは、日本とヨルダンの関係に配慮して、後藤氏殺害の後にムアーズ中尉の殺害を公表してくれたかのようだ。
 そしてISISは、今になって、良く分からないタイミングでムアーズ中尉の殺害を公表した。何故だ?、これによりリシャウィの死刑が執行される。ヨルダンはムアーズ中尉を殺せば、リシャウィの死刑を執行すると述べていた。従って、ISISは、ムアーズ中尉殺害の事実を公表せず、秘匿した方が利益があった筈だ。
 ISISとしてはムアーズ中尉の死を隠しておけばリシャウィを生かしておくことが出来たのに、これでは、まるでISISがリシャウィの死刑執行を決定したかのようだ。
 この不可解さ。
 しかし、以前から述べているが、ISISの正体がCIA・モサドだとすれば、不思議は無いのだ(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20150121/1421788283)。結局、一連の事件は、イスラエルの為に引き起こされた。
 イスラムへの反感を高め、有志連合の結束を強くし、中東に於いてヨルダンと日本の結びつきを強くさせ、その立場をイスラエル寄りにさせる。
 その目的であれば、ISISのやった事は全て理解できる。理にかなっている。
 つまりISISは、過激な行動をワザとやって、イスラエルの利益のために活動しているのだ・・・。


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