執着の方向性


↑↑↑始めにクリックよろしくお願いします!
 第二次世界大戦中、英国はドイツの誇るエニグマ暗号機を如何にして破ったか?
 数学者アラン・チューリングを主人公にして、その史実を描いた英米合作映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」が作られた。

 イギリス人は、このテーマが余程好きらしく、同じ題材を扱った「エニグマ」という題名の映画を、2001年にも英独合作で作っている(笑)。

 あと、アメリカ海軍がエニグマ暗号機を奪取するミッションを描いた「U−571」という映画もあったね(http://www.youtube.com/watch?v=wzgbeEQTW8I)。


 いくらか虚実取り交ぜて描いた映画なんだけど、こうしたものから、我々は、彼らが如何にエニグマ暗号に執着していたかが分かるのだ。
 さて、これに対置することができる日本人の活動は何だろうかと考えてみる。そこにアングロサクソンと日本人の明確な違いを見つけることができると思うのだ。
 戦前の日本にも、勿論、情報活動はあった。レベルは決して低くなかったらしい。ロシアや支那人の使う暗号は、大体解読していたようだ。あと、各国の大使館が出す外交暗号なども、ある程度読んでいた形跡がある。
 しかし、英米エニグマ暗号機を破ろうとした方向性で、同じくらいの国家的努力をして日本が英米の暗号を破ろうとしたかと問われれば、そこまでの事はしていない・・・。
 その頃、日本人が、国家事業として最も力を入れてやっていた事は、例えば世界一の運動性を持つ戦闘機である零戦を作ること。或いは、世界最大の戦艦、大和・武蔵を作ること。はたまた、世界最大の潜水艦、伊400を作る・・・といったようなこと。
 農耕民たる日本人は、只々、純粋に世界一の「もの」を作ろうと最大の努力する。物作りの精神。その一方で、遊牧民の子孫である英米人は、世界の運命を変える情報の奪取にこそ、最大の力を投じ、執念を燃やす・・・。
 それは、とても大きな違いだと思う。



<暗号に敗れた日本     単行本>


<日本人は純粋過ぎる、負けるな!クリック宜しく。 m(_ _)m>

人気ブログランキングへ


(リンク)
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5740.html
http://omoixtukiritekitou.blog79.fc2.com/blog-entry-2739.html