日本人ではダメなのか?


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 日本代表サッカーチーム次期監督の人選について、元日本代表イビチャ・オシム氏が、監督について「日本人の元選手ではダメなのか」と語ったという。
『次期日本代表監督の最有力候補バヒド・ハリルホジッチ氏(62=ボスニア・ヘルツェゴビナ)が、27日の親善試合チュニジア戦(大銀ド)で指揮を執れる可能性が高くなった。
 元日本代表監督イビチャ・オシム氏がサラエボで取材に応じ、次期日本代表監督の最有力候補ハリルホジッチ氏について、日本協会から問い合わせがあったと明かした。ハリルホジッチ氏とオシム氏は同じボスニア・ヘルツェゴビナ出身。W杯でボスニア・ヘルツェゴビナを率いたサフェト・スシッチ氏に関しても問い合わせがあったと認めたオシム氏は2月27日、「彼らは私がよく知っている人々。そういう状況で誰が最良かを口にして彼らの人生を決めるようなことはしたくない。言えることは2人の候補者とも素晴らしいということだけだ」と述べた。
 日本代表監督については「誰でも日本協会から誘いを受ければ誇りに思うに違いない」とした。ただ日本協会の欧州中心の人選に関し「日本では欧州の有名監督が求められているのだろう。しかし、なぜ欧州で素晴らしい選手生活を送った日本の元選手を起用することを考えないのか」と述べ、選手として海外経験が豊富な日本の指導者の存在を強調した。(2015年3月2日 日刊スポーツ)』(http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/1441056.html
 オシムが言うのも、尤もだと思う。


 サッカーに限らず、昨今の日本の風潮全般に言えることだが、どうも明治維新病というか、GHQ病というか、海外から制度を取り入れたり、或いはリーダーを連れてきたりするのが一番の解決策という変なトレンドが出来ていると思う。
 日本の病の一つだと思うね。
 背景には、日本の指導層の権力維持機構の一つとして、「外国の権威を利用する」というメカニズムが出来てしまっていることにある。
 これは日本で実績が無い人でも、アメリカに留学すれば箔が付くというのと同じような現象で、明治維新以後から戦前、戦後と連綿と続く舶来信仰・外国崇拝に根差すものであり、非常に根が深い。


 しかも、産業界から大学、官僚に至るまで、ほぼ日本の全ての権力機構に於いて、外国権威の利用が行われているので弊害は大きいのだ。
 特に問題なのは、この安易な外国利用が、簡単に売国に繋がりやすいことである。
 流石に拙いだろう・・・と皆が思いながらも、結局、日本人が嬉々として構造改革を行ったり、TPPに邁進してしまったりするのは、多分、そのせいなのだ。それに関わっている人は、海外案件に携わることで自己の権威を上昇できるので、売国だろうが何だろうが、喜んでやってしまうのである。
 だから、いくら尤もらしく説明されても、海外を利用して権威を保つという作業が行われているに過ぎないと思われる時、日本の権力者は、完全に頭がスッカラカンのパー状態になっているということを、我々日本人は、よくよく理解しておく必要があるのである。サッカーくらいなら、それで良いとしてもね。


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