国防防空法が悪いのか?


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 NHK特報首都圏で「“禁じられた”避難〜知られざる空襲被害の実態〜」という番組が放送されていた。
『戦後70年シリーズ第2弾。東京大空襲の後、全国の都市に拡大していった空襲被害。大量の焼い弾攻撃で膨大な数の民間人が亡くなった。今回、NHKは遺族の証言や過去の資料を徹底取材。多くの人が“逃げずに亡くなっている”という実態が浮かび上がってきた。背景にあるのが国策として避難を禁じていた「防空法」の存在。当時“命を守る視点”が棚上げにされていた実態も浮かび上がってきた。知られざる空襲被害の実像に迫る。(2015/4/24 NHK)』(http://newskeimatomedouga.blog.fc2.com/blog-entry-24623.html
 この番組、空襲に関する報道なのに、国際法違反のアメリカに対する批判は殆どせず(申し訳程度に一瞬言うだけ)、全体的に最初から最後まで、当時の日本を批判をする番組だった。 


 私は空襲被害が広がった背景として、民間人への攻撃を禁じた国際法に違反する行為を、アメリカが公然と大規模に行った事が根本原因だと考えている(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20140310/1394423066)。けれども戦後日本のマスコミの論調は、その点はタブーとして触れず、日本が悪かった方向に視点を持っていくのである。
 NHKの番組では、日本が当時制定した国防の為の防空法が悪いかのように誘導している。そして空襲被害者への補償が必要と訴えている。
 しかし当時、空襲と言えば、せいぜいB25爆撃機によって行われた昭和17年のドーリットル空襲のようなものを想定していた(http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2639.html)。そうした通常型の空襲では、早めに火を消し、延焼を防ぐ事が、結果的に人の命を助ける事になると考えられていた。
 従って防空法が意図したのも、まず基本は人の命や財産を守る事だったのである(当然だ!)。


 ところが、アメリカが非人道的なナパーム弾(油脂焼夷弾)を開発し、それを人工密集地に大量投下したから防空法が機能しなかったのである(http://www.jiyuushikan.org/jugyo/jugyo64.html)。
 都市爆撃は国際法違反の行為であり、しかも非人道的なナパーム弾まで使用した。つまり、そこが問題の本質だ。
 確かに防空法はアメリカの国際法違反に全く対応できなかった。だが、それは防空法のせいではなく、国際法違反したアメリカのせいでしょう(だって、未来は予見できないのだから!、最初から失敗すると分かってたらしないよ!)。
 それを視点ずらしにより隠ぺいして、まず日本が悪い事にする。それは恐らく、従米を続けたいアメポチ勢力の思惑とも一致します(アメポチはアメリカを批判しない!)。
 結局、何でも日本が悪いという左翼と、アメリカに依存したい親米保守が、ガッチリ一体となったのが戦後日本の政治体制であり戦後思想なのだ。
 極端な言い方をすれば、戦後日本を導いてきた主要政治勢力そしてマスコミは、完全に狂っていると思います。


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