最古の石器、３３０万年前！
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人類の祖先が作った最古の石器が発見された。
『アフリカのおよそ３３０万年前の地層から、人類の祖先が作った最古のものとみられる石器が見つかり、人類の進化の過程で道具を使う行為がどのように発展したのか探るうえで貴重な発見として注目されています。
これは、アメリカやフランスの大学などの国際研究チームが、２０日、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表したものです。
それによりますと、研究チームが２０１１年から１２年にかけてアフリカのケニア北部にあるトゥルカナ湖周辺のおよそ３３０万年前の地層で発掘調査を行った結果、ハンマーのような石器や、鋭利な石器、それに石を割るための土台など、合わせて１４９点が見つかりました。
研究チームによりますと、これまで人類の祖先が作ったものでは最も古いとされているエチオピアで発見された石器よりさらに７０万年ほど古いということです。
研究チームは、見つかった石器はエチオピアのものより構造が原始的であることや、３３０万年前は今の人類が属する「ホモ属」が登場する時期よりもかなりさかのぼることから、これらの石器を使っていたのは猿人ではないかと分析していて、人類の進化の過程で道具を使う行為がどのように発展したのか探るうえで貴重な発見として注目されています。（5月21日 NHKNEWSWEB）』（http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150521/k10010086751000.html）
３３０万年前。
人類以前！、原人より前、ヒト亜科、猿人（ピテクス）の時代。
猿人による道具の使用が具体的に証明されて来ている。こうした最近の研究成果は、人類の成立について、新たな考察を与えてくれる。
かつては、人類は「脳」を発達させたから「道具」を作り出すことが出来、やがて文明を生みだしたとする説明があった。
しかし、人類以前の時代に既に道具があった事が明らかになってきた今日、まず「道具」の使用があり、それを使いこなせる猿人が生き残って「脳」が発達し、そこから人類や、その文明が生まれたと説明する方が妥当性があるように考えられる。
だとすれば、もう石器時代の頃には、地球上には道具を駆使した、遥かに高度な社会生活が無数にあったと想像して全く不思議でない。
地球には、人類が記録している歴史よりも以前の時代の遺跡が残されている（http://matome.naver.jp/odai/2137069821550120801）。
明らかに、我々が知っている時代より前に「歴史」があった。
こうした発見を考えると、我が国でも「古事記」や「日本書紀」の記述の中で、最近の歴史学者が単に神話としか理解していない「神代の時代」についても、我々は、もっと真剣な歴史考察の対象として考える必要があると言えるだろう。
神武天皇だって、当然実在していた筈だ（http://www.fujitv.co.jp/takeshi/takeshi/column/koshitsu/koshitsu01.html）。
そう考えて不思議はないのだ。
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