日本人が負けたのではない


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 旧日本軍の撃墜王、生野文介元大尉の話が紹介されていた。8対1の空中戦でも「絶対の自信あった」という。
『戦後70年の節目に読んでおきたい、元日本軍エースパイロットたちが語る戦場秘話。話題の新刊[撃墜王は生きている!](井上和彦著、小学館)より、日本陸軍においてB29爆撃機を5機撃墜、7機撃破、さらにその他の敵戦闘機を3機撃墜した、まさに「撃墜のエース」だった生野文介・元大尉の証言を紹介する。
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 生野大尉が「飛燕」戦闘機から五式戦闘機に乗り替えた昭和20年5月のことだ。B29の迎撃戦の帰り、厚木上空で米軍戦闘機P51「ムスタング」の8機編隊が南に向かうのを発見した。P51は、第二次大戦中、“最強の戦闘機”と賞賛された戦闘機だ。生野大尉は、「帰る前にひとつ攻撃しようと思って」わずか1機で敵編隊の下に潜り攻撃を試みる。
 ところがその瞬間、敵編隊の先頭4機が空になった増槽(長距離を飛ぶために追加する燃料タンク)を捨てて身軽になり、旋回を始めた。戦闘開始の合図だ。気づかれたとわかった生野大尉は自機を旋回させて射撃。ところが、一撃しただけで弾切れになるという非常事態に陥った。その状態で8対1という格闘戦を行ないながら、見事に敵の攻撃をかわして帰還したのである。生野氏は言う。
「P51は確かに速度がありましたね。だけどそれだけではね。空中戦の技量、テクニックがなければだめなんです」
 かつて雑誌のインタビューにて、P51に墜とされる不安はなかったかと聞かれた生野氏は、「ないですね。もう絶対に自信があった」と答えている。あとで機体を確認したところ、このときの戦闘で24発も被弾していたとのことで、その胆力には恐れ入る。(2015年5月30日 NEWSポストセブン)』(http://news.livedoor.com/article/detail/10172699/
 70年前、日本はアメリカに負けた。


 それは事実である。しかし私は、今の日本人は、敗戦を引きずり過ぎていると思う。
 返して貰えるアテの無い米国債を150兆円も買い、在日米軍に対する思いやり予算を年間1兆円も支払っている日本。そして今も東京の空の大半の空域を在日米軍が支配している。
 実に不健全だ。
 戦争を望まない日本をあらゆる手段で追い詰め、挑発し続けて暴発させ、暴発したと見るや、周到に準備した残虐な方法で日本人を300万人も殺したアメリカ。死んだ日本人の大半は、戦闘で死んだ戦死者では無い。国際法を無視した都市爆撃による一般市民の死者と、国際法を無視した無制限潜水艦作戦により補給船を撃沈され、補給の途絶えた地域に残されて餓死した人たちだ。
 敗戦後、一面焼け野原、経済崩壊させられた日本に流れ込んできたのは大量のアメリカの物資とアメリカ式の合理的な兵站物流システム。それを見た日本人は、腰を抜かしてしまい、簡単に飼いならされた。
 一種の心理トリックだ。
 アメリカは、その心理過程を分析し「衝撃と畏怖」作戦でイラクのインフラを空爆で徹底的に破壊し、フセイン政権を倒してアメリカの物資を大量に持ち込んだが、日本人のようにイラク人を飼いならす事はできなかった。


 イラク人に比べると日本人は遥かに純朴だ。猜疑心が無いし新しい状況にも気持ちを切り替えて順応する。侍だって、チョンマゲを切って洋服を着ることが簡単に出来てしまうのが日本。そういう人達は、日本の外に存在しない。
 それでたまたま日本人とアメリカは分かち難くくっ付いたのだが、最近はアメリカも落ちぶれて来た。それに、日本人が想ってるようには、アメリカは日本の事を真剣に考えていない。アメリカは我儘だ。
 卑劣な戦争で良いようにやられた上に、いつまでもアメリカを片想いしている戦後日本は、客観的に見て変だし、かなり恥ずかしい。
 日米戦争で日本は負けたが、それは100対1とも言われる総合的な国力の差で負けたのであって、撃墜王であった生野文介元大尉のように、日本人一人ひとりで見れば、力量に於いて日本人はアメリカ人に絶対に負けていない。国は負けても個人としての日本人は、アメリカに敗北して居ないのだ(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20140118/1390016162)。
 それ故、あまりアメリカに卑屈になるべきではないし、日本人が建国以来ずっと守っている、調和を重んじ争いを好まない考え方を、日本人はアメリカ人に良く理解させ、戦時プロパガンダ東京裁判、そして戦後左翼によって作られた日本に対する出鱈目な誤解を、今からでも解く作業を進める必要がある(その誤解が元でアメリカ人は日本人を野蛮で道徳的に劣った人と見做し、一々指導者ぶる癖があるから)。
 合理的過ぎて人間の心情的な機微をガン無視するアメリカ式のやり方は日本に合わないものが非常に多い。マクドナルドみたいな経営を無理して日本人に押し付けるべきではないし、むしろ日本的な人に優しい方法をアメリカに持ち込み、積極的に取り入れさせるべきだ(日本人がもっとアメリカを「Japanize」すべき)。
 今時「アメリカではこうだ」とか、アメリカ式が一番とか言ってるアメポチ日本人は、頭がおかしいのである。日米関係は対等であるべきなのだ。


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