燃料気化爆弾?、中国大爆発!


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 中国天津市で起きた爆発事故の威力は、火薬24トン分に相当するという。
『中国天津市の工業地帯で現地時間12日夜、大規模な爆発が発生した。国営メディアは、17人が死亡し、約400人が負傷したと報じた。
 中央テレビ(CCTV)によると、爆発は現地時間午後11時半(日本時間13日午前0時半)ごろ、爆発物の積荷付近で2回起きたという。
 新華社は、1回目の爆発はTNT火薬3トン、2回目は同21トンに相当する規模だったと伝えている。
 CCTVのマイクロブログによると、習近平国家主席は、関係当局に、爆発で起きた火災の迅速な消火、負傷者の救出、周辺地域及び住民の安全確保に全力を挙げるよう指示した。
 京報網が天津市の消防当局の話として伝えたところによると、現場で消火活動にあたっていた消防士36人と連絡が取れなくなっているという。
 天津市は人口約1500万人の港湾都市。インターネットに投稿された動画には、爆発やその衝撃波で住宅や車が揺れる様子が映し出されている。港湾当局者によると、天津港は通常通り運営されているという。
 教師だというカナダ人女性はBBCに対し、「窓の外を見ると、空が真っ赤に染まっていた。皆、地震だと思ってアパートの外へ避難した。爆発による閃光がすさまじかった」と語った。(13日 ロイター)』(http://jp.reuters.com/article/2015/08/13/china-tianjin-blast-idJPKCN0QH2LI20150813
 天津で大爆発事故。


 多数の死者が出ており、400人以上負傷したとも伝えられる巨大爆発。犠牲者は更に増加すると見られるが、巻き込まれた日本人がいないか心配だ。
 私は昔、花火工場が爆発してキノコ雲が上がるのを実際に見たことがあるのだが、今回配信されている爆発動画を見ると、爆発の規模は、そんなものではない。実に巨大な爆発が起きたことが分かる。しかし今のところ爆発原因は発表されていないようだ。
 動画を最初見た時は、まるで燃料気化爆弾が爆発したかのように思えた。
 燃料気化爆弾は、例えばエチレンオキサイドやプロピレンオキサイドなどの原料から作られる。それらは工業的には高分子材料を製造する際に使用される原料と同じものだ。
 想像するに、保管されている何らかの可燃性物質が漏れ出し、倉庫内に充満して電気火花等で着火、爆轟に至ったのではないか?
 つまり大型倉庫まるごと一つがサーモバリック爆弾のようになって大爆発したのではないのだろうか?
 巨大爆発は、爆薬を使わずとも可燃性物質を用いれば発生させることが出来る。
 以前、台湾で起きた大規模な地下爆発も、工場から漏洩したプロピレンガスによるものだった(http://jp.autoblog.com/2014/08/05/dashcam-video-of-taiwans-gas-triggered-street-explosions-hit-th/)。また、最近、台湾のイベント会場で起きた粉塵爆発は、通常、危険では無いカラーパウダーにより起きている(http://www.sankei.com/west/news/150628/wst1506280069-n1.html)。
 今回の爆発事故では、まだ原因が良く分からないものの、我々は、それらの爆発事故を他山の石として、気化させたり、粉塵状態にすることで大爆発させることができる身の回りの物質について、更に警戒すべきと思うのだ。




 
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