ほら来た半島統一!


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 韓国の朴大統領が、「朝鮮半島の平和統一へ中国と論議始める」と語った。
『3日間の中国訪問を終え4日午後、帰国の途についた韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は専用機内で同行記者団と懇談し、北朝鮮との間で続く軍事的緊張について「解決するための帰結点は平和統一」だと強調した。その上で、「(中国と)できるだけ早い時期に朝鮮半島の平和統一をどう実現するかについて多様な論議が始まるだろう」と明らかにした。
 また、北朝鮮による非武装地帯(DMZ)での地雷爆発事件以外にも今後、核実験などの軍事挑発が起きる可能性があるとした上で、「(中国は)朝鮮半島の緊張を高めるいかなる挑発にも反対することを明白にした」と強調。北朝鮮核問題などの究極的な解決策は平和統一だとして、「朝鮮半島の平和統一に向け中国と共に協力していくことにした」と述べた。
 朴大統領と習近平国家主席が「10月末や11月初めを含めた都合の良い時期」の韓国での韓中日首脳会談開催に合意したことについては、「日本はまだ歴史認識について前向きな姿勢を持ってはいないが、北東アジアの平和のため大局的な次元で臨む必要があると提議し、習主席が同意した」と説明した。(2015/09/04 聯合ニュース)』(http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2015/09/04/0900000000AJP20150904002900882.HTML
 やはり半島統一の話をして来たか。。。


 私は先日、パククネの中国軍事パレード参観強行は「朝鮮半島の統一」を目指した動きではないかと指摘したが(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20150827/1440635593)、やはりパククネの念頭には、離れがたく朝鮮半島統一のテーマがあるようだ。
 しかも、聯合ニュースの記事によると、パククネは朝鮮半島の統一と非核化とをセットにするという巧みな提案をしている。上手いこと考えたものだ。これでパククネは、アメリカに対して、抗日70年記念行事への参加が、単純に中国への接近や反日を意図するものでは無く、国際的な平和に資するものだと、言い訳が出来るのだ。
 それにしても習近平は、こんな韓国の半島統一提案に乗るだろうか?
 習近平の身になれば、韓国の提案に乗る為には、韓国が中国陣営に付いたという明確な証拠が必要だ。また、統一後は、絶対に核を廃棄するという確実な約束も必要である。統一後に反旗を翻して言う事を聞かなくなったら堪らないからだ。
 蝙蝠外交を続ける今の韓国が、他国から信頼を得るのは容易ではないだろう。だって、韓国が中国とアメリカの間でフラフラしている以上、米中どちら側も韓国を本心から信じることは難しい。


 そして韓国に、こんな外交を頭ごなしにされたら、北のカリアゲ君も気分良くない筈だ。多分「激おこ」だろう。その結果、韓国の中国への接近は、もしかしたら不思議な現象を齎すかも知れない。米朝関係が急速に雪解けして、回転ドアのように北朝鮮アメリカが接近する可能性さえある。
 そうなれば半島には奇妙な捻れ状態が生じることになる。
 パククネの狙いは北朝鮮の完全孤立化だが、下手すると韓国自身が孤立に陥る可能性がある。これは、かなりアクロバティックな外交戦略なのだ。一見、良く考えられている様だが、しかし実際には、頭で思ったようには、米中は動いてくれないだろう。告げ口外交の様に、一人相撲に終わる可能性もある。パククネは、ミイラ取りがミイラにならないよう、せいぜい気を付ける必要があるだろう。
 で、この動きに対する日本の戦略だが、出来るならば、韓国と北朝鮮、どちらにも肩入れせず、両方とも世界から孤立させる様に動くと良いだろう。つまり朝鮮半島の隔離である。朝鮮半島に振り回されると平和が乱れるのは日清、日露で経験済みである。だから日本としては、できるだけ半島情勢が国際的な影響力を持たない様にする方が良いのだ。
 結局、朝鮮半島を世界から孤立させ、衰弱するままに放置するのが、日本の平和に一番役立つのである。

 
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