米中相互理解進む


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 米中首脳が会談し、サイバー対策等で「相互理解」した。
オバマ米大統領は、中国の習近平国家主席ホワイトハウスで首脳会談を行い、サイバースパイ対策で「相互の理解」に達するとともに、両政府が経済スパイを行なわないことで一致したと明らかにした。
 オバマ大統領は習主席と臨んだ共同会見で、米国へのサイバー脅威が高まっているとしてあらためて懸念を伝えたと指摘。「今後の方策について、米中両国が共通の理解を得た」と述べた。
 具体的にはサイバー問題を協議する専門家グループを創設、サイバー犯罪対策を協議するハイレベル会合を年内までに開き、その後も年2回開催する。
 オバマ大統領は習主席に対し、経済改革を断行するよう要請。また中国で事業を展開する米企業を差別しないよう求めた。
「企業が公平な環境で競い合い、対立を平和的に解決するとともに、すべての人々の人権が尊重された時、国家は一段と成功し、世界は前進を遂げることができる」とした。
 これに対し習主席は、関係改善には、両国の相違点に「寛容」であるとともに「相互尊重」し、互いに歩み寄ることが必要と述べた。
 地球温暖化ガス対策めぐっては、習主席が2017年に中国で全国規模で排出量取引制度を実施する方針を表明。炭素排出量に上限を設け、企業が排出量の売買を行なう仕組みとなる見通し。
 両首脳は南シナ海問題をめぐっても協議。オバマ大統領は、アジア・太平洋地域の対立について「率直に」話し合ったとしたが、航海の自由などを主張するにとどまり、具体的な成果は得られなかった。(2015年09月26日 ロイター)』(http://jp.reuters.com/article/2015/09/25/usa-china-cyber-idJPKCN0RP2ES20150925
 これ、どう読む?


 米中の相互理解が進んだと言われても、日本側としては「あれれ?」と言う感じだ。
 何故なら、幾ら米中の相互理解が進んでも、日中の相互理解は進まないからだ(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130713/1373676071)。
 米中関係と日中関係は別のものである。
 これだけ見ても、日本の行っているアメポチ戦略は、外交的には大きな意味が無いと分かる。国会で苦労して日本のアメリカへのポチぶりを世界へアピールしても、日中関係は何ともならないのだ。
 報道によれば、中国外務省は、対日関係の担当課を廃止し、朝鮮半島など北東アジアを担当する課と統合したという(http://www.sankei.com/world/news/150921/wor1509210040-n1.html)。あからさまな日本軽視である。もう日本は、全く重要視する必要がある国では無いという態度なのである。
 先日の、ロシアによる北方領土交渉打ち切りと同じ流れだ(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20150922/1442902532)。
 つまり日本が軍事に於いてアメリカとの一体性を高め、独自の軍事的意思を放棄すればする程、周辺国からすれば、日本など国として相手にする必要が無くなって来る。日本がアメリカと一体なら、アメリカとだけ交渉して居れば済むからだ。
 これから米中相互理解が進んでも、日本に対する中国のサイバー攻撃は止まないだろうし、日本企業に対する中国の差別的な扱いも変わらないだろう。
 結局、日本の国際的な立場を何とかしたいなら、自国の意思のみで使える中国と対等な軍事力(核ミサイル戦力等)を構築し、自力で中国と交渉するしかないのである。
 核武装しない限り日本は劣位にある!!

 
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