ノーベル賞を与えるべき伝統の知恵


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 今年のノーベル生理学・医学賞マラリアなど感染症予防の研究に対して与えられた。しかし、マラリア対策に最も効果的なのは、実は、薬では無いという。
『アフリカに蔓延する小さな蚊が運ぶ大病。簡単に防げたんですね。
 オックスフォード大学のレポートによると、アフリカでのマラリア感染率が2000年から50%も減少したそうです。研究者によると、これはひとえに超シンプルなあるモノのおかげなんだそう。そのモノとは、なんと蚊帳。
 サブサハラアフリカで行なわれた3,000件のマラリア調査データベースと、大陸全体に展開するモデルを組み合わせた新しい研究がネイチャー誌に発表されました。人に対して最も一般的な形態のマラリアを引き起こす寄生虫「熱帯熱マラリア原虫」の感染が2000年から2015年の間に50%も減少したとのこと。
 研究者たちはまた、アフリカ全体で行なわれたさまざまなはたらきかけが6億6300万件もの疾患を防ぐことに成功したと算定。そのはたらきかけの中で、マラリアと戦うために使用された一番シンプルで簡単な方法が殺虫剤入りの蚊帳だったそう。この蚊帳戦略、なんと今回の成功の68%も貢献していることが判明。他には、アーテミシニンベースの併用療法の臨床マラリア治療は22%、室内スプレーが10%となっています。こういった大変シンプルな工夫が実は一番大きな効果があるのだと研究者は語っています。
 大変な朗報ですが、研究者リーダーのPeter Gething博士は、まだやるべきことはたくさんあると指摘しています。「アフリカでは毎年、30万人の子供たちがマラリアで亡くなっています。大きな改善は見られましたが、蚊帳や室内スプレーがまだまだ足りていない状態です」と博士。また博士は、「これら安くて効果の高い対策はアフリカのマラリアに大きな貢献をしてきましたが、これで私たちが勝ったと安心する時間はないんです。今必要なのは、マラリアをさらになくすために今までの倍の努力が必要だということです」とも述べています。
 マラリア全滅に向けて、なんとか蚊帳やスプレーの供給を増やしてほしいですね。(2015.10.04 ギズモード・ジャパン)』(http://www.gizmodo.jp/2015/10/post_18354.html
 大切にすべきは伝統の知恵。


 何とマラリア対策に最も効果的なのは、昔からある「蚊帳」だった。
 次いで効果があるのがアーテミシニンという抗マラリア薬を使った治療だが、このアーテミシニンは、紀元前2世紀から抗マラリア薬としての効用が知られていたという(http://idsc.nih.go.jp/iasr/28/323/dj3233.html)。
 今年のノーベル生理学・医学賞は、日本人の大村博士(祝!)の他に、中国人の女性も受賞した。その女性の受賞理由がアーテミシニンの発見(再発見?)であり、それは古代の文献を研究することで成し遂げられたそうだ(http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM05H89_V01C15A0FF8000/)。
 つまり伝統的な知恵の活用!
 即ち、蚊帳と薬、今日の最も効果的なマラリア対策の実に90%が、伝統的な知恵を見直すことで成し遂げられていることになる。
 馬鹿にするどころか、最も効果があるのが伝統の知恵。
 時代が進んでも、歴史と伝統を簡単に忘れ去ってはいけないと言うことだ。

 
<人類五〇万年の闘い マラリア全史    単行本>


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