謎の宇宙ゴミ落下


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 スペインで、宇宙ごみが相次ぎ落下してくる事件。
『スペインに、宇宙ごみの雨が降り注いだ──。同国南東部で、ロケット燃料タンクや衛星の残骸の可能性がある謎の物体が、わずか1週間の間に3つ空から落下し、戸惑う地元の人々が見守る中、爆弾処理班や防護服に身を包んだ専門家らが現場に駆けつけた。
 最初の落下物は、黒い蜂の巣のような奇妙な球体で、ムルシア(Murcia)州の町ムラ(Mula)で先週、発見された。そして先週末、見た目は似ているがより小さな物体が、30キロ離れた同州カラスパラ(Calasparra)でも見つかった。
 カラスパラ町役場のマリア・ホセ・ゴマリス(Maria Jose Gomariz)さんは12日、「最初の物体が見つかった日の早朝、6〜7個の火の玉が空から落ちてくるのを見たとの目撃情報が複数寄せられている」と述べた。
 この発見は騒ぎを引き起こし、治安警察の捜査官らが現場に駆けつけ物体を詳しく調査したが、警察は、2つの物体にはいずれも放射能はなく、人体には危険がないと断定した。治安警察は、これら物体がロケットの補助燃料タンクの一部である可能性があるとみている。
 第3の物体は、ムルシア州に隣接するバレンシア(Valencia)州のエルダ(Elda)で10日に見つかった。農家の男性が自分の畑で長い金属のような物体を発見し、警察に通報した。物体を回収した近郊のアリカンテ(Alicante)の警察によると、衛星の破片の可能性があるという。
 米航空宇宙局(NASA)によると、現在50万個以上の破片が地球の周りを回っており、毎年、小さな宇宙ごみが地球に落下している。(11月13日 AFP)』(http://www.afpbb.com/articles/-/3066436?pid=16907287
 これは問題だ。


 以下、問題点を挙げる。
・こうした落下を探知、警報する仕組みが無い?
 宇宙空間にある大きな人工物体は探知されている筈だ。しかし、探知能力は国によって差があるだろう。仮に探知されたとしても、それを脅威と認識できるかどうか微妙だ。通常の小さな宇宙ゴミは大気圏で燃え尽きるし、燃え尽きなくても大半は海か人気の無い場所に落ちる。なので真剣に考慮されていない状態がある。それに、物体についての情報が少なければ落下軌道は正確に予測できない。警報システムを整備すべき。
・燃え尽きない宇宙ゴミが存在している。
 通常、寿命が来て落下する宇宙機は大気圏突入時に燃え尽きるよう設計されている。しかし、設計が杜撰であったり、或いは軍事用の機器であったりするものには、燃え尽きないものもある。国際的な取り決めが必要ではないか?
宇宙ゴミを偽装した大気圏外からのテロ攻撃が可能。
 これは悪者が考えそうなこと。そういうことを計画したり実行したりする能力を持つ国や組織は存在している。能力がある以上、悪用の可能性もあり脅威だ。アメリカ、ロシア、中国などの秘密機関や軍など特に危険である。軌道が制御できステルス化されていて燃え尽きないように計算された、宇宙ゴミに偽装した特殊作戦用物体を使い、悪だくみが出来る。
 スペインに落ちた宇宙ゴミも、もしかすると何かの実験のため、わざと落とされたものかも知れない。
 或いは、後始末を考えずに作っている中国製の衛星とかかも。
 日本政府は、落下物に関する詳細情報をスペイン当局から入手し、安全保障上の脅威が無いか、直ちに対策検討するべし!

 
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