クジラとシリア人

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　日本が行う調査捕鯨に対して欧米など世界３３カ国が反対しているという。日本を提訴する構えだ。
『オーストラリアやニュージーランド、欧米など３３カ国は、南極海での日本の調査捕鯨再開に反対する共同文書を日本側に送付した。豪政府が７日発表した。捕獲を伴う捕鯨は不要として、中止を求めた。
　ハント豪環境相は声明で、「クジラ管理に必要な情報は（目視などの）非致死的調査で全て得られる」と指摘。反捕鯨諸国とともに「（日本に対する）新たな法的措置を選択肢として検討する」と強調した。
　国際司法裁判所（ＩＣＪ）は昨年３月、日本の調査捕鯨は「科学的調査とは言えない」と認定し、捕鯨中止を命令した。日本は今シーズン、捕獲枠を３分の１程度に減らして再開する方針を決め、調査船が先週、下関港（山口県下関市）を出航した。
　反捕鯨団体シー・シェパード（ＳＳ）は「捕鯨船を阻止する」と述べ、過激な妨害活動を行う構えをみせている。（2015年12月07日　AFPBB News）』（http://www.afpbb.com/articles/-/3069383）
　うるさい連中だな！


　捕鯨反対派が捕鯨に反対する表向きの理由は、クジラが高度な知性を持っているからだという（クジラやイルカの知能）。だから、クジラを捕るのは残酷だと言うのだ。
　しかし私が矛盾していると思うのは、そうやって捕鯨に反対している欧米各国が、その一方で、シリアへの無慈悲な空爆作戦には賛成していると言う事。
　一体、クジラが可哀想だから捕鯨するなと言っている人達が、その同じ口で、どうしてシリアへの爆撃には賛成できるのか、全く疑問である。
　欧米人は、標的にしているのはテロリストであってシリア人では無いと言うかも知れない。だが、空爆の巻き添えになり、多くの罪なきシリア人が犠牲になっているのは事実なのである（ＩＳ「首都」シリア市民７５人犠牲　報復空爆「仏ロ米 私たちの命 気に掛けない」）。仮にテロリストだけを狙っているとして、テロリストだって知性は持っているぞ？、捕鯨反対派は、テロリストならば残虐な方法で殺す事にも賛成か？？
　結局、彼らにとって、シリア人やイスラム・テロリストはクジラ以下の扱いなのである。彼らは、クジラを可愛がればシリア人を殺す罪から逃れられるとでも勘違いしてるとしか思えない。
　テロリストは攻撃してくるから殺して良いと言うかな？、そこら辺は同意するけど、ならば、もし日本がシー・シェパードを武力掃討しても文句は無いよね。

　
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