ジンバブエ、ダイヤモンド事業を国有化


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 ジンバブエの大統領が、国内全ダイヤモンド事業の国有化を表明した。
ジンバブエムガベ大統領は3日、ダイヤモンド採掘業者は国家から富を盗んでいるとして、全ダイヤモンド事業を国有化すると表明した。
 1週間前、ジンバブエ鉱山当局は、採掘業者の事業認可がすでに失効しているとし、全業者にマランゲ採掘場から撤退するよう通知していた。
 ムガベ大統領は、国営放送ZBCとの2時間にわたるインタビューで「国が国内のすべてのダイヤモンドを所有する。ダイヤモンドの鉱山業者はわれわれから富を盗んだ。したがって、国家が独占しなければならないと発表した」と述べた。
 マランゲ最大の業者であるムバダ・ダイヤモンドは2月29日に裁判所に政府を提訴。3日にロイターが入手した訴状によると、中国が経営する按針インベストメンツも2日に同裁判所への提訴に踏み切った。
 業界アナリストによると、2013年時点で、マランゲからのダイヤモンド生産は世界全体の10%以上を占めていたが、今年のジンバブエの生産は世界全体の供給の3%を下回る見通し。(2016年3月4日 ロイター)』(http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN0W60B5.html
 何やら怪しい動き。


 ジンバブエは経済がメチャクチャだ。確か人民元法定通貨として採用したことで前に話題になっていた(ジンバブエ、人民元が法定通貨に。負債48億円帳消しの見返り)。
 つまり、中国の強い影響下にあるということだろう。そのジンバブエで、中国が経営する鉱山なども含めて国有化するそうだ。中国人は怒るだろうね。
 しかし、ジンバブエの人達にも、当然、言い分はあるのだろう。以前、米系華人メディアの大紀元は、中国の経営する鉱山で働かされている現地人の声を、次のように伝えていた。
ジンバブエのラッキー・シバンダさんは、採掘場で捕まった際に犬に噛まれた傷口を見せながら、「ここの中国人は鋼鉄のような奴らだ。この国が救われるダイヤを横取りにしている。彼らが憎い」』(ジンバブエ産「ブラッド・ダイヤ」 中国の資金源に)。
 つまり今回の国有化は、こうした中国による過酷な経済支配に対する反乱なのだろうか?


 そもそもジンバブエのダイアモンド鉱山は、遡れば英国のデビアス社が経営していたものだ。しかし政変のゴタゴタで、その鉱山をジンバブエ軍が奪い取った経緯がある。2009年頃は、そこでジンバブエ軍が現地人を奴隷労働させ、国際的に非難されていたのだ(ジンバブエ:マランゲのダイヤモンド採掘場での残虐行為を止めよ)。
 その後、恐らく経済的混乱の為だろうが、鉱山経営を中国などに売り渡すという状況になった。
 ドロドロの状態である。地元の人達は、恐らくずっと奴隷状態にある訳だ。政権が腐敗している国の国民は悲惨である。
 その流れで考えると、今、ジンバブエの大統領が鉱山の国有化を宣言したのも、恐らく国民の為では無いような気がする。多分、中国が余りにも強欲で、ジンバブエの権力者に対する分け前が少なすぎたので、ジンバブエの大統領が怒ったのだろう。
 中国は、中国大陸に於ける過去の日本の行為をプロパガンダを絡めて批判する。しかし大紀元などの報道ぶりを見る限り、現代の中国がやっている行為は、過去の日本の行為に比べて遥かに低劣なものだ。
 つまり今の中国に、過去の日本を批判する資格など全く無いのである。

 
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