政府、TPP法案成立目指す


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 TPP法案を閣議決定した政府は、今国会中での成立を目指すという。
『政府はTPP協定の国会承認を求める議案と関連法案を閣議決定しました。今国会の会期中に、協定の承認と関連法案の成立を目指します。関連法案では、牛肉や豚肉農家の赤字を補填する対策や、音楽や書籍の著作権の保護期間の延長などが盛り込まれました。8日から幕張メッセで始まった食品見本市「フーデックスジャパン2016」には、TPPの大筋合意を受けて、海外から過去最多となる1,900以上の企業や団体が出展し、日本への売り込みに力を入れていました。一方、日本の企業や自治体も海外からのバイヤーに商品をアピールしました。また、農家ナンバーワンを決めるイベント「N−1サミット」では、TPP加盟国出身の外国人に日本の農産物を試食してもらう試みも始まりました。ただ、11月に行われるアメリカの大統領選挙の主な候補者はTPPに反対していて、議会での承認が見通せない状況です。(3月8日 WBSニュース)』(http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_107640/
 本当に法案成立させていいのか、TPP?


 私は良くないと思う。TPPが現実化したとき、我が国はISD条項に基づき、どんどん提訴されるでしょう。
 TPPを受け入れるというのは、ゲームのルールに合意することに似ています。
 テレビゲームの中で戦争が可能なように、お互いに「そうする」と共通のルールが定められた世界の中では、そこで定められたルールに従って戦争が出来る。
 TPPは、そのためのゲームをする場=仮想現実空間です。仮想現実と言っても、そのゲームに参加したら、それが現実になるのです。その世界における勝敗が、現実を規定します。丁度、国際ルールに従って行われるスポーツの試合の勝敗を、我々が現実として受け入れなければいけないように。
 恐らく既にアメリカでは、TPPのルールを使って、どうやって日本を法律的に攻撃し、アメリカの望む状態に作り変えて行くか、戦略的な検討が終わっているはずです。
 その為の部隊も編成されていることでしょう。
 さて、我が国に勝ち目がありますか?
 無いでしょうね。
 今の日本では、TPPというゲームの中で、応戦可能な部隊も防衛線も、攻撃部隊も全く編成されていない。漠然と何とかなると思っている。
 だから、一方的にやられてしまうでしょう。
 日本人は、お互い同意して決めたルールが、極めて強靭な、固い物体のように機能するものだという感覚を強く持っていない。
 普通の日本人は、ルールを空気の様なものだと思っている。
 実際は違う。


 ルールを決めれば、そのルールに従って見えないブルドーザーを並べて一気に土木工事が出来るのです。
 欧米人にとってルールは絶対的な物体です。何故なら、欧米人の観念の中では、約束を結ぶ相手は「神」だからです(勿論、契約書には、そういうふうには書いてないですが、思想的にという意味です、欧米支配層にとって文明人とはキリスト教徒のことであって、極端に言うと文明世界の約束事はキリスト教徒以外には適用されない)。
 例えば、日本人は、契約というと、目の前の相手と結ぶ「人と人」との約束だと思っている。欧米人の場合、契約を結ぶのは目の前の相手ではない。相手なんか最初から信用していないから、神の名の下に契約を結ぶ。それが欧米人の世界観の中での契約の意味です。だから契約を破るとは神との約束を破るのと同じであって、故に、その制裁が過酷になるのです。
 ですから絶対的なルールの下、合意した(神の認めた)ルールに従い、法律を使って戦争が出来るのです。或いは法律を使った土木工事が出来ます。邪魔な物をどかしたり、強制的に変形させることが出来るのです。
 インディアンからアメリカ大陸を奪ったのも、そのやり方でした。もともとインディアンの社会には、土地の所有のような概念はありませんでした。しかしアメリカ人は契約により、それをインディアンの酋長に同意させます。そして、アメリカ人が契約で獲得した土地から出て行かないインディアンを、約束を守っていないという理由で「神」の名の下に「合法的に」追い出したのです。
 その当時の状況では、約束を破ったのはインディアンだという事になっています。
 それがアメリカの考え方です。
 さて、今の日本が、法律で戦争してアメリカに勝てますか?
 無理でしょう。
 しかもTPPの規則は全て英語で定められており、争いが起きたらアメリカで争うことになっているのです。そんなの、どう考えても勝ち目があるわけ無い!
 ようするに、TPP法案を成立させれば、我が国は一方的にやられます。劇的な変化ではないが、ゆっくり時間を掛けながら、確実に変化させられてゆく(それもガイアツとして日本人は受け入れるのでしょうけど)。そして、もしも日本が少しでも違反したら、彼らの「神」の名の下に「正義」の鉄槌が下されるのです。
 ですから、本当ならTPPは、空中分解させるべきでしょう。
 アメリカの大統領候補も反対しているし、丁度いい機会のはず。ところが、自公政権アメリカとは逆に、前向きです。一体どうなっているのか、実に奇妙な事です。
 恐らく政府は、TPPの本質が何かを全く理解していないと思うのです。インディアンの酋長レベルなのです。
 だとすれば、日本人の運命は、将来的にはインディアンと同じという事になります。




 
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