ISに核攻撃、トランプ
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ドナルド・トランプが、ISに対して核兵器使用も排除しない考えを明らかにした。
『アメリカ大統領選挙に向けて、共和党から立候補しているトランプ氏は、ベルギーの連続テロ事件を受け過激派組織IS=イスラミックステートに対し、戦術核兵器を使う可能性も排除しない考えを示すなど、IS対策を巡る議論が過熱しています。
ことし11月のアメリカ大統領選挙に向けて共和党から立候補しているトランプ氏は、アメリカメディアのインタビューに対し、ベルギーで起きた連続テロ事件を受け、過激派組織ISに戦術核兵器を使う可能性について「あらゆることを排除しない。彼らに使うかもしれないと思わせたい」と述べました。
また、トランプ氏は、テロの容疑者には水責めなどの尋問も必要だと改めて主張しました。
一方、民主党から立候補しているクリントン前国務長官は23日、テロ対策を巡って演説し、「私が大統領になったらアメリカは拷問を許さない。すべてのイスラム教徒を悪者扱いするような攻撃的なことばは逆効果であり、危険だ」と述べトランプ氏の主張を強く批判しました。
そして、テロ対策のため空港などの警備を強化する必要があると訴えたほか、ISの壊滅を目指して指導力を発揮する考えを示すなど大統領選挙に向けてIS対策を巡る議論が過熱しています。(3月24日 NHKNEWSWEB)』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160324/k10010454241000.html)
アメリカは、やるかもね。
誤解しないで欲しいが、私は核武装主義者であるが核攻撃主義者ではない。核攻撃なんて、とんでもない。絶対にすべきではない。核はあくまでも、核保有国に対する抑止力であるべきだ。
しかし私は、アメリカなら再び核を使う事が有り得ると考える。何故か?
トランプのような凶悪な考えがアメリカ人の中に生まれる背景には、私は戦後日本の取り続ける卑屈な態度が大きく影響していると思うのだ。
1945年に非道な2発の核攻撃を受けて以来、日本人は考え方を180度変え、世界に対してずっと謝り続けている。あれほど戦いを恐れず誇り高かった日本が、たった一度の敗戦を機に、平和憲法を守り、核武装まで絶対にしないと言い切っているのだ。これはアメリカ人にとっては、腹の底から愉快に思う快事だ。このアメリカ人(或いはシナ人や朝鮮人)を喜ばせる不健全な日本の態度が、恐らく、トランプのように傲慢な思考を育む根本的な原因になっているのである(神が滅ぼしたソドムとゴモラ、彼らの正義の立証!)。
ヒラリー「すべてのイスラム教徒を悪者扱いするような攻撃的なことばは逆効果であり、危険だ。」
これに対し、トランプなら、次のように反論できる(想像)。「野蛮な日本人でも核爆弾をぶち込んだら、すっかり大人しくなったぞ!」これを言わせては駄目だ。
だから、日本は態度を荒々しく改めるべきなのだ。
日本が大東亜戦争について「悪」だと自虐的に反省し、謝罪し続け、核を持たないなどと言えば言う程(アメリカに服従する程)、日本人の思いとは裏腹に、核の偉大な力は実証され、「悪」を屈服させる為の最終手段として核攻撃を正当化することになるのである。日本が世界に及ぼしている、この悪影響は余りに大きく、全く恐ろしい程だ!
今、アメリカ大統領として88年ぶりになるオバマのキューバ訪問のニュースが報じられている。それに関連してあることを思い出す。かつてキューバの英雄チェ・ゲバラが、広島の平和祈念館を訪れた時に語った言葉だ。
「きみたち日本人は、アメリカにこれほど残虐な目にあわされて、腹が立たないのか」「アメリカにこんな目に遭わされておきながら、あなたたちはなおアメリカの言いなり(対米従属)になるのか」(原爆資料館を訪れたチェ・ゲバラ/『チェ・ゲバラ伝』三好徹)
全くだよゲバラ、君の言う通りだ!
広島、長崎に続く、3度目の核攻撃。
もしも本当に新たな核攻撃が行われたならば、今まで一切アメリカを咎める事もせず、腑抜けぶりを晒して核攻撃のビフォーアフターを演じ続けた戦後日本人の罪は、とてつもなく重いぞ!
<チェ・ゲバラ伝 増補版 文庫>
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