潜水艦からドローン
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潜水艦からドローンを海上に放ち、潜望鏡の代わりにすることが提案されている。
『潜水艦は海中にいても海上が見られるように潜望鏡がついていますが、使うためにはわざわざ海面近くまで浮上しなくてはいけません。スパイ活動をしている潜水艦にとってはこれは非常に大きなリスクとなります。
その代替案として、ジョンズ・ホプキンス大学は耐水性のドローンを開発しました。「CRACUNS」と名付けられたこのドローン、何も見えない暗い水深から浮上し、海面を飛び出して上空からの映像を送ってくれるとのことです。
海中での侵食に耐えられるようになっているため、潜水艦の外側に設置し何カ月も海中にいても大丈夫。必要な時に飛び上がることで、何十億ドルもする潜水艦をわざわざ海水面まで浮上させて危険に晒す必要がなくなります。(2016.04.02 ギズモード・ジャパン)』(http://www.gizmodo.jp/2016/04/flying_drone_can_hide_under_water.html)
動画:New UAV Can Launch from Underwater for Aerial Missions
なるほど、これは良いアイディア!
ただ気になるのは、ドローンで画像を撮影して、それをどうやって潜水艦に送るのかという点だ。
通常の電波は水中では届きにくい。仮に、特殊な波長を用いて画像を送信したとしても、傍受されたりして敵に存在を知られてしまう恐れがある。それだと秘匿性が重要な潜水艦としては、元も子もない。
そう考えると、ドローンに自動で偵察させ、帰還後に画像を取り出すというプロセスになるが、それではリアルタイムに情報が取れないということになる。また、ドローンを潮流などの影響を受けずに正確に母艦に帰還させるのも、テクニックが必要だ。
まあ、工夫して行けば、技術的問題は、いずれ解決されるのだろうが・・・。
しかし、そのように考え続けて行くと、そもそも潜水艦がそこに居る必要があるのか・・・という根本的な疑問も湧いてくる。ドローンだけ居ればいいんじゃないの?
ドローンで監視し、攻撃の必要があれば長距離誘導弾などを離れた基地から発射すれば良いのだ。そうすれば、コストの高い潜水艦など、もしかしたら不要なのかも知れない。だいたい潜水艦そのものだって、ドローンに置き換えられるのである。
恐らく、これからあらゆる兵器がドローンになるのだろう。
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