ロシア・オウムの謎


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 ロシアのオウム真理教拠点を、ロシア捜査当局が一斉捜索した。
『ロシアの捜査当局は、首都モスクワなどにあるロシアのオウム真理教の信者の滞在先など20か所以上を一斉に捜索したと発表し、信者がロシアなどで活動を続けている実態が浮き彫りとなっています。
 ロシアの捜査当局は5日、首都モスクワと第2の都市サンクトペテルブルクにあるロシアのオウム真理教の信者の滞在先など合わせて25か所を特定し、一斉に捜索したと発表しました。
 捜索では儀式に使う道具などを押収したということで、重大事件を担当する捜査委員会のマルキン報道官は地元メディアに対し、「市民に物理的、心理的な圧力をかけて財産を差し出すよう強要していた」と述べ、刑事事件として捜査を始めたことを明らかにしました。
 ロシアではソビエト崩壊後、多くの人たちが新たな心のよりどころを求めたこともあって、オウム真理教の信者が一時3万人余りまで増えましたが、1995年に東京で起きた地下鉄サリン事件のあと、ロシアでは活動が禁止されました。
 先月下旬にも旧ユーゴスラビアモンテネグロで、信者とみられる日本人やロシア人などおよそ60人が、滞在に必要な手続きを怠ったとして一時拘束されていて、信者がロシアなどで活動を続けている実態が浮き彫りとなっています。(4月6日 NHKNEWSWEB)』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160406/k10010468861000.html
 今更オウムとか・・・?


 だがしかし、オウムは過去の問題ではないようだ。日本国内でも、未だに彼らの根強い活動はある(公安調査庁、「アレフ」関連施設を立ち入り検査…元オウム上祐氏設立 福岡)。
 それにしても、日本の当局は、毒瓦斯テロを起こしたオウムを、何故、非合法化して解体しなかったのだろう。もしかしたら、その鍵はロシア・オウムにあるのかも知れない。
 Wikiによれば、ロシア・オウムは、教祖奪還を目指したシガチョフ事件というものを起こしている。
『シガチョフ事件(シガチョフじけん)とは、ドミトリー・シガチョフ (Дмитрий Сигачев) を首班とするオウム真理教のロシア人信者による、教祖麻原彰晃松本智津夫)奪還を目的とした対日テロ未遂事件である。日本政府に対する脅迫のため、日本各地での爆弾テロ等が計画されていた。日露当局者の協力により未遂に終わった。』(シガチョフ事件
 教祖こそ捕まえたものの、オウム本体は、ロシアにかなり残っているのである。
 そして、シガチョフに関する情報は、日本国内のオウム関係者から公安当局に通報され、事件は防がれた。


 この出来事から憶測すると、オウムの処分を検討した当初から、日本の当局は、ロシアに残存するオウムの動向を気にしていたのではなかろうか。即ち、日本国内のオウムを潰してしまうと、ロシア・オウムの動向が把握できなくなる・・・その方が、オウムの動きが掴めず、却って危険だと日本の当局は考えた可能性がある。だから、オウムに破防法を適用せず、活動を認めて監視するにとどめることにしたのではないか?
 オウム真理教ロシア支部のトップだった上祐が、何故か軽い罪で放免されたのも、そうした理由があったかも知れない。
 今回、ロシア当局がオウムの拠点を捜索したということは、ロシアでもオウムを未だ危険視していることの表れだ。この事から、一つのことが分かる。少なくとも、オウムを動かしているのはロシア政府では無さそうだ。
 オウム真理教によるテロが実行された時、背後に何らかの組織があると噂された。その中にはロシア情報機関の関与を疑う声もあった。しかし、そうでは無いということ。
 即ちロシア・オウムを操るのはロシア当局や日本国内のオウムではなさそうだし、勿論、日本の当局でもない。けれども、その活動は、どこからか支援を受けていると思われる。多分、隠れた第三の黒幕が他に居るのだろう。

 
現代日本の謀略事件   文庫>


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