熊本の惨状

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　昨日に続き、未明にも熊本で相次ぐ地震。１６日朝の時点で、閉じ込め５３件、生き埋め２３件など新たに拡大する被害が報告された。
『菅官房長官は１６日朝の非常災害対策本部会議後の記者会見で、熊本県を中心に同日未明起きた強い地震により、「（建物内などでの）閉じ込め５３件、生き埋め２３件」が起きていると明らかにした。
　菅氏によると、震源周辺の各地で火災が発生しているほか、家屋やアパートの倒壊、トンネルの崩落も起きている。救助を求める１１９番通報なども相次いでいるという。菅氏は「広い範囲で甚大な被害が発生している」と述べた。
　熊本県は政府に対し、広域緊急援助隊の規模を３倍程度に拡大するよう要請した。政府は、現在２０００人派遣している自衛隊員を１６日中に１万５０００人に増員し、１７日には２万人とする方針を決めた。警察官も、現在の１８００人から２８００人に増やす。消防隊員は現在の約１３００人体制を倍増させる。
　菅氏は、地震による死傷者数については「情報を収集しているが、何人ということは掌握していない」と述べるにとどめた。（2016年04月16日　読売新聞‎）』（http://www.yomiuri.co.jp/national/20160416-OYT1T50026.html）
　どうなっている？、あたかも空爆でもされるかのように、震度６クラスの大地震を含め、大小無数の地震が頻発している！


　被害に遭われた方には恐縮するが、昨日の時点では阪神・淡路や東日本の震災に比べれば、まだしも人的被害が限定されているのは不幸中の幸いであると勝手に思い込んでいた。しかし、それで終わりではなかったのだ！
　何と、１４日の地震は前兆地震に過ぎず、本日１６日未明の地震が本震だと言うのだ。そして相次ぐ新たな被害報告。
　私は昨日、人工地震の可能性を指摘した（平成２８年熊本地震の謎）。あくまで可能性としての指摘である。
　しかし、震度５〜６の地震が、短い時間に同じような場所で頻発するというのは、自然地震としては、かなり特異な発生形態ではないか。しかもそれらが、深さ１０キロ程度の浅い場所で連発しているのだ。あの（自然地震とすれば）極めて珍しい地震であった、東日本大震災とも似たところがある。
　これは異常且つ、余りに乱暴なことだ！
　我が国の地震研究者は、人工地震の可能性が本当に無いのか、真剣に討論すべきである。それを言いだすのは荒唐無稽だ、、、などという雰囲気を作るべきではない。もしこれら一連の事象の背景に人為的な働きがあるとしたら、決して許されるべきものではないのである。
　親しい人を亡くし嘆く人の叫びと、破壊され荒れ果てた熊本城の姿に心揺さぶられるならば、研究者は勇気を出して真相に迫るべきだ。被災された方々には、本当に心からのお見舞いを申し上げます。今は耐えて、再び立ち上がる時を待ちましょう。

　
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