コックス議員謀殺事件


↑↑↑始めにクリックよろしくお願いします!
 イギリスで、EU残留派のコックス議員が殺害された。
『殺害された下院議員、ジョー・コックス氏(41)はシリア難民支援や女性の権利問題に熱心に取り組み、労働党の次代を担う「希望の星」と期待される存在だった。私生活では幼い2人の子供を育てる母親。情熱いっぱいの若き議員を襲った突然の惨劇に、英国では悲しみが広がっている。
 コックス議員は事件が起きた英中部ウェストヨークシャー州出身。父は化粧品工場勤務で母は教職員。名門ケンブリッジ大学に進学し、家族の中で初めて大学を卒業。その後国際非政府組織(NGO)の政策責任者となり、難民問題などに取り組んだ。
 昨年5月の総選挙に、生まれ育った地元の選挙区から出馬し、初当選したばかり。力を注いだのが急速に深刻化する難民や移民問題だ。昨年10月には超党派のシリア支援事業を立ち上げ、会長に就任した。コックス議員は先週地元紙に「移民受け入れの良い側面もある。移民問題欧州連合(EU)離脱の理由にはならない」と寄稿した。
 自身の選挙区住民とも定期的に集会を持ち、じっくり耳を傾ける誠実な人柄だった。英メディアの取材に答えた同議員と交流の多かった女性住民は「NGO職員として世界中の危険な地域を飛び回っていた彼女が、愛する地元で殺されたのはむごすぎる」と話した。(2016/6/18 日本経済新聞)』(http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM17H70_X10C16A6EA2000/
 本当に惨い事件だ。


 極右支持者による犯行と報道されている(英議員殺害、男を訴追…自宅からナチス紋章押収)。確かに、実行犯の思想は、そうなのかも知れない。
 だが、犯人は駒として使われただけで、恐らく犯行を行わせた黒幕は、別に居るのではないか?
 マインドコントロールによって、単独犯に見せて殺人を行わせることは、不可能ではない(凶悪「マインドコントロール殺人」恐怖の実態)。 
 私は、この事件で、何らかの謀略的な手法が使われた可能性を感じる。
 コックス議員は、事件を報じるマスコミによって、EU残留派の象徴のように祭り上げられた。だが、彼女の政治スタンスは、別段、特にEU残留のみに突出している訳ではない。
 彼女は議員になる前に、国際協力団体オックスファムで熱心な活動を行った(オックスファム元職員ジョー・コックス氏の銃撃による死亡を受けて)。オックスファムと言えば、超富裕層を批判的に扱うことで有名な団体だ(1パーセントの富裕層が全世界の富の約半分を所有 英オックスファムが報告書)。
 つまり、コックス議員は富裕層に対する熱心な攻撃者でもあったのだ。国際金融資本にとっては、敵と言ってよい。しかし国際金融資本もまた、イギリスのEU残留を望む勢力である。
 国際金融資本は収益維持の面からイギリスのEU残留を望むが(欧州株20%下落も=英EU離脱なら−投資助言会社)、コックス議員は貧困や難民問題など人権の観点からEU残留を希望した。同床異夢。
 そして国民投票を控え、事前の調査では、イギリス世論はEU離脱に傾いていた(EU離脱派優勢相次ぐ=英調査)。
 そのタイミングで起きた今回の暗殺事件である。事件を受け、EU残留派には同情票が集まると見られている(英EU離脱にブレーキか 射殺女性議員へ同情広がる)。
 即ちコックス議員とは格差解消などの政策で相容れない国際金融資本の連中が、この暗殺事件の黒幕だと仮定するならば、これが同じ残留派による暗殺と考えても、同情票を集められる上に政敵抹殺で一石二鳥なのだと分析できるのである。もしそうであれば、これは謀略なのである。

 


<国際金融資本の謀略を疑え!、クリック宜しくお願いします。 m(_ _)m>

人気ブログランキングへ


(リンク)
http://politiceconomy.blog28.fc2.com/blog-entry-2979.html
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6261.html