ギュレンの野望?


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 トルコクーデター未遂について、トルコ政府は「ギュレン教団が関与」したとしている。
『トルコで起きた軍の一部によるクーデター未遂について、トルコ政府は対立するイスラム組織「ギュレン教団」が関与したとして、アメリカ在住の指導者の引き渡しを求めています。
 クーデター未遂が起きたイスタンブールでは、中心部・タクシム広場など市内各地に大勢の市民が集まり、集会を行うなど夜を徹した騒ぎが続きました。
 トルコ軍のドゥンダル参謀総長代行は、今回のクーデターが失敗に終わったと発表。これまで市民47人を含む265人が死亡しクーデターに関与したとして2839人が拘束されました。
 また、エルドアン大統領はアメリカ滞在中のイスラム組織「ギュレン教団」の指導者、ギュレン師をクーデターを試みた黒幕とみなしています。これに対しギュレン師は、未遂に終わったクーデターへの関与を否定しています。
 「何かあると[私の支持者]とされるグループのせいにされるが、[私の支持者]とされるグループの1%も私は知らないのです」(イスラム組織「ギュレン教団」指導者・ギュレン師)
 エルドアン大統領は、アメリカにギュレン師の引き渡しを求めましたが、アメリカ側はこれに反発。ケリー国務長官は、トルコのチャヴシュオール外相と電話会談を行い、民主的なプロセスで選ばれたエルドアン政権への支持を強調する一方で、「アメリカがクーデターで何らかの役割を果たしたとの主張は完全な誤りで、両国関係に有害だ」と強く釘を刺しました。
 「軍事クーデターによって民主主義や共和国家を築くことはできないし、世界と共に発展することもできない」(イスラム組織「ギュレン教団」指導者・ギュレン師)
 アメリカが主導する過激派組織「イスラム国」の掃討作戦において、トルコは空軍基地を供与するなど大きな役割を果たしており、ギュレン師をめぐって両国関係がきしみ始めています。(17日 TBS)』(http://news.biglobe.ne.jp/international/0717/tbs_160717_2168209850.html
 ギュレン師?、良く知らない人物。


 多分、二・二六事件における北一輝みたいな位置づけなんだろうな。事件の首謀者と言うよりも、精神的指導者という感じだろう。
 エルドアンは今回の事件を利用し、反対派を根こそぎ弾圧するつもりのようだ(トルコ政府、クーデター未遂に関与で約6000人を拘束)。
 それにしても民族性の違いなのか、同じように失敗した日本の二・二六事件などに比べて、今回のトルコクーデター未遂では、無関係な市民にも死者や負傷者が大量に発生し、混乱の度合いが大きいようだ。あらためて、戦前の日本陸軍が、どれだけ統制が取れていたか分かろうと言うものだ。日本の場合、反乱軍からして、混乱を避けるのだから。
 記事によれば、トルコクーデターの背後にアメリカの関与も噂されているらしい。しかし、事件の影響を考えると、アメリカよりロシアを利する結果になっているという分析もあるようだ(トルコのクーデタ事件 得をしたのは誰か?)。
 私は先日、ロシア謀略説を立てたが(トルコ政変の動きはプーチンの反撃か?)、今のところ真相は不明だ。
 現時点で判明している情報から見ると、クーデター失敗の原因は、(1)反乱部隊がエルドアンの無力化に失敗したこと、(2)エルドアンが軍や国民に向かって反乱軍への抵抗を呼びかけたこと、(3)それに共鳴するエルドアン派が多く居たこと、の3点にあるようだ。
 その辺の流れは、第二次世界大戦中、ヒトラー暗殺に失敗し、ドイツ国防軍によるクーデターが未遂に終わったワルキュール作戦の顛末を思わせる。
 ワルキュール作戦では、武装親衛隊を制圧する筈だったベルリン警備大隊が反乱に加わらなかったことが計画を挫折させた。
 今回のトルコクーデターでも、恐らく模様眺めをしていて計画通りに動かなかったトルコ軍部隊が幾つもあったのではないか、と推測する。反乱を起こしたクーデター側の詰めが甘かったようだ。
 いずれにしろ、国際社会は謀略も多い。入って来るニュースに簡単に騙されないようにしよう。

 


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