東京大規模停電


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 12日、東京で停電が発生した。原因は地下送電線の火災。簡単に都市機能が大混乱し、脆弱さが露呈した。テロ対応にも不安があるという。
『わずか1カ所の火災で、現代の最重要インフラである電気は途絶え、都市は混乱に陥った。当たり前に享受しているインフラがたやすく寸断されてしまう都市の脆弱性が浮き彫りになり、東京五輪への大きな課題を残した。
 「ひとつのほころびで都市機能はまひし、混乱する」。警備の経験の長い警察幹部はそう語る。
 東京電力によると、平成17年3月にも川崎市内で漏電により送電線が燃える火災があった。しかし、危機を事前に察知するのは難しい。東電は今回の火災も同種とみているが、予見はできなかった。
 一方、ほころびが人為的につくり出される懸念もある。昨年、JR関連施設で相次いで起きた放火事件では、悪意を持った人物が簡単に変電施設を“攻撃”できる実態が浮かんだ。今回の火災でも当初、「関連施設に何かを投げ込んだ人物がいる」との情報が水面下で流れ、一時はテロ事件と危惧された。
 危機管理コンサルタントの田中辰巳氏は「この程度の火災で混乱するようでは、大規模災害や脆弱性を悪用する犯罪に対応できない」と指摘。バックアップ電源の整備など効果ある対策を求めている。(2016.10.13 産経ニュース)』(http://www.sankei.com/affairs/news/161013/afr1610130001-n1.html
 確かに危機管理上、大問題だ!


 過去、東京を停電にすることでクーデターを実行しようとした計画が、幾つか知られている。
 有名なのは五・一五事件。決起した軍の青年将校らの行動に合わせ、大川周明の支援を受けた橘孝三郎の主宰する愛郷塾塾生たち農民決死隊7名が、東京の変電所6ヶ所を襲撃した。しかし、構造に詳しくなかった為か単に変電所内設備の一部破壊だけに終わり、東京を暗黒化しようとした大川らの目論みは失敗に終わっている。
 更に、これも戦前の話だが、児玉誉士夫の組織した独立青年社が、頭山秀三主宰の天行会と組んで、陸軍特別大演習に随行する斎藤首相や閣僚を暗殺し発電所を破壊、大停電を起こすことで皇道派のクーデターを誘発しようと計画した天行会事件が知られている。この事件は未然に発覚して防がれ、児玉は3年半の懲役刑に服した。
 また直接のクーデター計画では無いももの、戦後は、革命勢力である極左過激派グループが電気関係設備を度々攻撃している。例えば、鉄道ケーブルを切断して交通マヒを狙った中核派による国電同時多発ゲリラ事件などが有名だ。
 このように、国家機能をマヒさせようと思ったら、電力関連設備を狙うというのが定番中の定番なのである。
 よって電力インフラには、まず攻撃されるという前提で設備され、且つ破壊されない強靭さが当然要求されるのだ。本来、火災ごときで首都東京が大規模停電するなどということは、あってはならない筈である。関係者には猛省を求めると共に、対策をしっかりやって貰いたい。



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