禁煙ファシズム


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 敷地内全面禁煙の中学校の中に、教頭らが空き部屋を利用して「喫煙室」を作っていた事が大問題に。
『敷地内が全面禁煙の奈良県大和高田市立高田中学校で、教頭(56)を含む複数の教諭が、校内の空き部屋を「喫煙室」として利用していたことが、18日わかった。市教委は「教師として極めて不適切で、厳しく指導する」としている。
 同校によると、1階の教職員用の元更衣室に灰皿代わりのバケツ、パイプ椅子、空気清浄機などを置き、教諭5、6人が休み時間や放課後に喫煙していたという。
 安井紳志校長が6月、敷地内の校舎外側に置かれた灰皿に気付いて撤去。その後、空き部屋が喫煙場所になったとみられる。外部の指摘で安井校長が18日、喫煙の事実を把握した。
 喫煙していた同校の教頭は取材に「悪い慣習とは思っていたが、教職員同士の雑談の場になっていた。自分も当事者で止められなかった」と話した。
 同市教委は、受動喫煙の防止対策をとることを求めた健康増進法に基づき、2003年8月から市立学校の敷地内を全面禁煙としている。(2016年10月19日 読売新聞)』(https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161019-OYTET50017/
 こんなに大騒ぎする程のことか?


 このニュースの内容にではなく、こんなニュースが大きく取り上げられていることに驚いた。
 私は煙草を吸わないので煙草など無くなっても良いと思うが、しかし煙草を吸う人が身近に居たことがあり、禁煙の厳しさは分かる。止めようと思ってもなかなか自分の意思で止められないのが煙草だ。
 多分、このケースでは、健康増進法に関連して禁煙のルールが定められた場所において、公の合意なく教頭が勝手に喫煙所を作って喫煙していたから大きく問題にされたのだろう。
 しかし、健康増進法の主旨は受動喫煙の防止対策をとることを求めたものであり、喫煙そのものを違反としている訳ではない。受動喫煙しないように分煙していれば、必ずしも健康増進法違反とは言えないようにも思う。
 教頭らは、空き部屋を利用して空気清浄機まで設置し、喫煙者だけで利用していたのだから、一応、受動喫煙の防止対策は取っているのだ。
 しかし、市の教育委員会は、学校敷地内全面禁煙と定めたから、その教育委員会の定めたルールには違反しているとは言える。
 けれども市の教育委員会が定めた事は、単なるルールであって法律ではない。
 健康増進法では受動喫煙の防止対策を求めることが趣旨だから、その対策が取られて居れば、教育委員会のルールが無視されたという理由だけで法律違反とすることは出来ないのではないか?
 何が言いたいかといえば、こんなニュースが大騒ぎする程のことなのかということ。
 騒ぎ過ぎではないか?


 そりゃ厳密に言えばルール違反であろう。しかし、物事全て杓子定規にコンピューターみたいにやれば良いというものでも無い。ルールには違反していても、暗黙の了解みたいのはあるだろう。
 何で、この問題で全国ネットでニュースを配信し、しかもTVニュースでまで報じて(私はNHKかどこかで、このニュースを見た)吊るし上げをしなければならないのか?
 その背後に働く力学をいぶかしむのである。
 こんな喫煙室の話は、学校の中で取り上げ、問題ならば話し合って取扱を決めれば済むだけの話ではないか。別に生徒が煙草を吸っていた訳でも、教師が淫行していた訳でも、盗撮カメラを教頭がトイレに密かに設置していた訳でもないのである。
 ただ、皆の迷惑にならないように空き部屋を喫煙室にして、教頭が肩身を狭くして煙草を吸っていただけではないか。
 受動喫煙の防止を求めた健康増進法に配慮してだよ。
 それが、さも重大犯罪を犯した犯人であるかのように報じられる風潮がおかしいと感じる。これは共産主義者のやり方だよ。
 文化大革命の時、紅衛兵毛沢東思想に反する人物を見つけては、些細なことを理由に集団で吊るし上げを行い、影響力とパワーを見せつけた。革命行動の力学。
 そういう雰囲気を感じて気分が悪くなる。
 喫煙者にだって、周囲に配慮しながら生きる権利は有る筈だ。
 何でもかんでもルール違反だから全て駄目、少しでも規則を破れば生きる権利が無い・・・、みたいにするのは余りに偏狭だ。そういう息苦しい社会や学校の雰囲気が、子供達の間に過酷な虐めを生み出す背景にもなっていないだろうか?、私の危惧するところである。



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