ナウルの大臣、ロシアで死去


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 南太平洋に位置する島国ナウルのヴァルドン・ドウィヨゴ保健・運輸相が、ロシア訪問中に死去していた。
『ラジオ・ニュージーランドの報道によると、ドウィヨゴ保健運輸相はロシアでの公式訪問中に急に体調を崩し、死去した。
 しばらく健康上の問題を抱えていたことが知られていたドウィヨゴ氏の死因は、まだ報告されていない。
 ナウルのバーナード・ドウィヨゴ元大統領の息子だった48歳のヴァルドン・ドウィヨゴ氏は、デビッド・アデアング金融・開発相と共に、公式会談のためにロシアを訪問していた。
 21平方キロメートルの面積の、世界で最も小さな島国のひとつであるナウルには、約9300人が暮らしている。
 近年のナウルでの世界の関心は、オーストラリアにより設置された亡命者たちの収容所に集まっている。
 オーストラリアは船で国にたどり着くことに成功した亡命者たちを、ナウルの収容所に送り込んでいる。(TRT 2016/12/09)』(http://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie/2016/12/09/naurunoda-chen-garosiadesi-qu-627343
 小さなニュース。


 これは今月初めの出来事だけど、昨日ロシア大使暗殺のニュースがあったので、ちょっと気になった。
 ナウルは人口僅か1万人、国会議員19人の小国だ。かつてはリン鉱石の輸出で栄えたが、今は国民の90%が失業する貧乏国だ。
 こんなナウルだが、国の要人が外国で死亡するのは今回が初めてではない。
『2002年にはナウル国のパスポートを持ったアルカイダの関係者が逮捕された。調査の結果、ナウルのパスポートは1冊あたり1万5000ドルから3万5000ドルでかなりの量が販売されていたことが明らかになった。パスポートを販売したのは中国系アメリカ人だが、その資金を追っていくと、ナウル大統領の口座に数百万ドルが流れ込んでいた。
これをテロ支援行為と見なしたアメリカは、ナウルのドウィヨゴ大統領を呼びつけた。重い糖尿病を患っていた大統領はアメリカ到着後に心臓発作を起こし、「ナウル政府は今後、非合法な活動はしない」と書面で約束した数日後に息を引き取った。』(http://diamond.jp/articles/-/53801?page=4
 という事件もあったらしい。


 今のナウルは世界各国からの援助にすがって生きている。最近は、オーストラリアから難民収容業務を請け負って儲けているらしい。結構アンダーグラウンドなこともやっているようだ(絶海の孤島ナウルでは、難民が凄惨な虐待を受けている)。
 そうした事でナウルという国は、様々な国から干渉や圧力を受けているのではないかな。
 小国とはいえ、国連では大国と同じ一票を持っている。もし一票を動かすなら、大国より小国の方が楽。19人ぐらいの国会議員なら、買収も簡単な気がする。
 何が言いたいのかといえば、ロシアで死んだナウルの大臣も、そういう工作の渦中に置かれていたのではないかという事。
 ナウルは軍隊を持たない国の一つとして有名らしい。
 左翼は、軍隊を持たない小さな国なら、国民は平和で幸せに暮らせると宣伝するが、そんな楽な話ではないのだ。
 貧乏な小国は大国に翻弄され、首相や大臣が外国で不審死したりする。それが、謀略渦巻く国際社会に於ける現実ではないかな。



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