処方薬がニセ薬だった!


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 厚労省によると、C型肝炎治療薬の偽造品が奈良の薬局チェーンで発見されたという。
厚生労働省は17日、米ギリアド・サイエンシズの日本法人が販売するC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が、奈良県内の薬局チェーンで発見されたと発表した。偽造品に含まれる成分を調査中で、厚労省と同社は患者や医師、薬剤師に対し注意を呼び掛けている。
 同社によると、これまでに偽造品の服用による健康被害などの報告はない。ひし形でだいだい色の同錠と明らかに外見の異なる錠剤がチェーンの本部や店舗計3カ所から五つ、単独や、外見の類似したものと混在した形で見つかった。偽造品は、同社の正規取引先以外の経路から入手されていたという。
 錠剤の外見が異なっていることに気付いた患者が、処方した薬局に持ち込んで発覚した。同社は奈良県警への被害届の提出を検討している。
 厚労省によると、ハーボニー配合錠は1錠約5万5000円の高額薬品で、2015年9月に国内販売が開始された。昨年12月までの利用者は約7万6000人。(2017/01/17 時事ドットコム)』(http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011700194&g=soc
 これは大問題。日本の薬事行政の信頼性を根底から揺るがす。


 ネットなどで売られている平行輸入薬に、偽造されたニセ薬が多いことは良く知られている(ED治療薬個人輸入の危険性!)。
 しかし、今回注意喚起されたのは、薬局で処方薬として売られたC型肝炎治療薬についてである(ジェネリック医薬ではなく、商標を偽った完全な偽物!)。しかも、処方を受けた患者さんの方が気が付いて薬局に相談したというから問題だ。
 薬局側に故意が無いのなら、この薬局の薬剤師は、正規品と偽造品を見分けられず、偽造品を処方してしまったと言う事になる。
 日本の薬事行政は、諸外国と比べても厳しい。流通ルートだって限られている。処方薬を扱う薬局で、不正規品が流通する余地は、本来なら無い筈なのだ。よって恐らく、薬局側に何らかの規則違反があったものと想像する。
 怖いのは、これが氷山の一角に過ぎないかも知れないと言う事だ。
 当然、偽造品は一個二個の話じゃないだろうから、ニセ薬が大量に出回っている可能性があるのである。
 販売する薬局チェーンは「健康被害などの報告はない」としているが、この言い方もおかしい。飲んでも健康には異常が無いということなのだろうが、患者さんは本物の薬だと思って飲んでいる。病気の症状を緩和したり、治療の為に飲んで居るのだ。それなのに、正しく服薬していると思っている薬が偽物で、有効成分を含有していないサプリメントみたいなものなら(ニセ薬に本物と同じ有効成分が含まれているとは思えないから)、症状が抑えられないだろう。
 つまり、売られたニセ薬が無害だから健康被害が無いということにはならないのだ。効く筈の薬が効いていないとしたら、症状が緩和されない=健康被害じゃないか!、最悪の場合、治る病気も治らずに死に至る可能性だってある。
 健康被害が無いという言い訳は、悪質な詭弁である。
 ニセ薬は、どんなものであれ有害である。厚労省は厳しく取り締まれ!



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