人道支援とミサイル


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 昨日北朝鮮は、水害に対しオバマ政権から人道支援を受けたと報じたそうだ。
北朝鮮の国営メディアは、去年、北東部で起きた大規模な水害の被害に対し、「アメリカ政府が人道支援を提供することにした」と伝え、両国の直接対話が途絶えている中、アメリカの人道支援に言及することで、トランプ政権の出方を探ろうとしているのではないかという見方が出ています。
 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は10日、「アメリカ政府が去年の水害被害に関連して人道支援を提供することにした」と短く伝えました。支援の規模や額、時期などの具体的な内容には触れていませんが、両国の直接対話が途絶えている中、北朝鮮アメリカの人道支援に言及するのは異例です。
 アメリカ政府が出資するラジオ局のボイス・オブ・アメリカは、オバマ前政権が、先月、ユニセフ=国連児童基金を通じて、北朝鮮に対して100万ドル分の人道支援を決定したと伝えています。(2月11日 NHKNEWSWEB)』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170211/k10010873301000.html
 その一方、今朝、北朝鮮がミサイルらしき飛翔体を発射したとの報道。
『韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が、日本時間の12日午前8時前、北西部のピョンアン(平安)北道から日本海に向けて、飛しょう体を発射したと発表し、飛しょう体が何なのかや詳しい飛距離など、情報の収集を急いでいます。
 韓国軍の合同参謀本部が発表したところによりますと、北朝鮮は、日本時間の12日午前7時55分ごろ、北西部のピョンアン北道から日本海に向けて、飛しょう体を発射したということです。
 飛しょう体が何なのかや詳しい飛距離などはわかっておらず、韓国軍は情報の収集を急ぐとともに追加の発射がないか、警戒と監視を強めています。(2月12日 NHKNEWSWEB)』(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170212/k10010873631000.html
 日米首脳会談に当てて来た、金正恩のかまってちゃん行動かな。


「オレを忘れるな!」と金正恩は言いたいのか。
 だが、そんな事をしなくても安倍とトランプは北朝鮮について話し合うと思うぞ。
 では何のために、北朝鮮はこんな事をするのか?
 一見すると、北朝鮮の自滅的行動のように見えるが、、、。この北朝鮮の行動が与える利害得失を考えて見る。
 まず金正恩自身にとっては、政権内での威信を高めるのに役立つだろう。少々の人道支援ぐらいで懐柔されないぞ、というポーズを国民に見せる。その毅然とした態度は、貢物を捧げトランプに媚びる日本国首相の態度とは好対照で、北の軍人達から支持されるだろう。
 一方で安倍君にも、このミサイルは願っても無いプレゼントだ。安倍はアメリカに媚へつらう態度を、国内左派や真正保守から批判されるが、北朝鮮の脅威が日米会談の途中で印象付けられることにより、その批判が封じられる。即ち、安倍の対米従属を正当化させ、それに対する日本国民の批判を消し去る効果がある。それから、日米会談でトランプの主張する対日批判をかわすのにも、北のミサイルは好都合だし。安倍君、運が良いね。
 そしてまた、アメリカから見ても、北のミサイルは米軍の進める極東へのサードミサイル(THAAD)配備に追い風となるから都合が良い。日本や韓国に武器を買わせる圧力になる。商売人のトランプにとっては、ウハウハだ。米人道支援に対するお返し、金正恩から心のこもったプレゼントを、トランプは受け取ったということだ。
 かくして、トランプと安倍君は、自分達に都合の良い存在である北朝鮮について、「もう少し冷静に様子を見ようか」と、合意するのだろうか。いつもながら、安倍君と北朝鮮の息はピッタリだな。
 このミサイル発射で短期的に不利益を受けるのは、中国とロシアだ。何故なら、中露は極東へのTHAAD配備に強く抵抗しているが、北のミサイル発射が、米によるTHAAD配備の主張を正当化させてしまうからだ。中露は、金正恩の頭をぶっ叩きたいだろう。
 でも、中露は朝鮮半島に反米政権が存在する事を望むから、北朝鮮を潰すような事まではしない。
 結局、北朝鮮は微妙なバランスの中で存続が認められるのである。



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