半島は戦時下にある


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 何故か最近、TVに軍事評論家の黒井文太郎が出まくっている。この人は、もともと雑誌「軍事研究」などに、インテリジェンス関係の記事を書いていた人だ。
 その黒井氏が、北朝鮮情勢について語るのを聞いていたが、どうも納得がいかない。
 黒井氏によると、湾岸戦争の時ブッシュがやったのと同じように、アメリカは段階的に軍事圧力を高めて行き、時間を掛けて金正恩に要求を突き付け、それに応じなかった場合にのみ攻撃が始まるだろうと言う。黒井氏によれば、トランプが北朝鮮を軍事攻撃するのは、あったとしてもまだまだ先の話で、いきなり攻撃することなど、有り得無いと言うのだ。
 だが、私は違うと思う。


 朝鮮半島は、イラクと状況が違う。
 何が違うかと言えば、まず地政学的環境。
 湾岸戦争の時は、イラクの周囲に米軍が使える有力な軍事力が無かった。従って、アメリカは本土から50万人の陸軍を集める必要があり、それに時間が掛った。
 しかし朝鮮半島には、既に韓国軍が臨戦態勢で展開していて、その指揮権はアメリカ軍が持っている(米韓、戦時作戦統制権移譲を再延期 韓国国防相「20年代半ば」)。
 更に、アメリカは今、半島周辺に機動艦隊を集めている。そうした機動艦隊は、通常、常に補修や整備が必要であり、母港から離れた所に長期間置いておくことが出来ない。だから、やるなら早く攻撃すると思う。
 そして、一番の違いは、朝鮮半島が既に戦時下にあると言う事。
 1950年に北朝鮮の南進で始まった朝鮮戦争は、一時的に休戦協定が結ばれているだけで、休戦協定は停戦に過ぎず朝鮮戦争終結している訳ではない。つまり朝鮮半島では、論理的には今も戦争が続いているのだ。それを皆が忘れていて、今まで表面上平和だと見做して居ただけである。
 従って停戦を止めて戦闘を再開するのに、アメリカ軍は別に何の名目も必要としない。
 実際に、北朝鮮は1994〜2013年の間に、少なくとも6回、休戦協定脱退を表明している(北朝鮮の休戦協定脱退表明)。更に北朝鮮は、2010年に韓国の天安艦を潜水艦で撃沈し、延坪島を砲撃するという事件を起こしている。それらは明確な休戦協定違反である。
 従って、最早、朝鮮半島に休戦協定は存在しないとアメリカが見做すことは容易だ。アメリカがクルーズ・ミサイルを何発か北に向けて撃ち込んだとして、それは恐らく国際法的に何の問題も無いし、国連決議も必要としないだろう。
 既に休戦協定は破られているから、朝鮮戦争の続きが始まるだけなのだ。
 よって今、朝鮮半島渡航する事は大変に危険だ。
 朝鮮半島は、デンジャー・ゾーンである。






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