トランプが中国に期待する事


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 北朝鮮問題に対し、トランプは「問題は処理される」と述べ、習近平を「特別な男」と持ち上げて、中国の対北影響力行使に自信を示したそうだ。
『トランプ米大統領は13日、ホワイトハウスで記者団に対し、「北朝鮮は問題だ。問題は処理される」述べた上で、中国の習近平国家主席が事態の打開に向けて「懸命に頑張っている」と指摘し、中国が北朝鮮による核実験やミサイル発射の阻止に向け影響力を行使することを確信しているとの姿勢を示した。
 トランプ氏は、今月上旬の米中首脳会談で習氏と多くの時間を共にしたことで「習氏が好きになり、尊敬するようになった。彼は特別な男だ。彼は(北朝鮮に)全力で対処するだろう」と述べた。
 また、中央情報局(CIA)のポンペオ長官は13日、ワシントン市内で講演し、「(中国の取り組みを)頼りにしている」と強調。さらに、北朝鮮が核弾頭を搭載したミサイルを米本土に到達させる技術の獲得にこれまで以上に近づいており、このことが「北朝鮮の動きを阻止するための米国の選択肢を狭めると同時に、北朝鮮の指導者が間違った決断を下す可能性を高めている」と警告した。
 マティス米国防長官も13日、訪米中のトルコのウシュク国防相との会談前、記者団に対し、「北朝鮮の緊張緩和に向けて関係国と一緒に取り組んでいる」と述べた上で、「肝心なのは、北朝鮮が態度を変えなくてはならないことだ」とし、核実験や弾道ミサイル発射などの挑発行為を自制するよう要求。国際社会も北朝鮮の姿勢転換が不可欠であるとの認識で一致していると強調した。(2017.4.14 産経ニュース)』(http://www.sankei.com/world/news/170414/wor1704140020-n1.html
 習近平を持ち上げるトランプ。


 ではトランプが、そこまでして中国に期待している事は何であろう。
 トランプやアメリカ政府高官は、北朝鮮問題に対し「中国が対応するか、われわれが攻撃するか」だと繰り返し述べている。
 つまり北朝鮮空爆した時と同じくらいの結果になるように、中国が北朝鮮を変化させる事をトランプは望んでいる。それが何かと問えば、ベストな答えは金正恩の排除だろう。金正恩を排除し、北朝鮮に、より穏健な政府を作らせる。その政府は中国の完全な傀儡で良いと、恐らくトランプは言っている。
 しかし、今の中国の影響力では、金正恩の排除までは難しそうだ。
 それでもトランプは、習近平北朝鮮の核開発を止めさせられれば良いと考えているだろう。例えば金正恩が核開発放棄宣言するか、もしくは習近平自身が「金正恩が核開発を止めると約束した」と言えば、その言葉を信じて、カールビンソンに戻るよう、トランプは指令を出すかもしれない(北朝鮮に「最大限の圧力」=トランプ政権、体制転換求めず―米紙)。
 逆に言うと、そういう中国、北朝鮮の前向きなアクションが何も見られない場合は、カールビンソンは北朝鮮空爆する事になる。
 そうなったとしても、トランプは習近平に別の役割を期待している。
 つまり、アメリカが北朝鮮の核ミサイル施設を空爆しても、北朝鮮が過剰暴発しないよう抑えておけ、とトランプは習近平に言った筈なのだ。


 けれども、その中国の抑えも、北朝鮮には全く効かないかも知れない。その場合、アメリカと北朝鮮は本格的な戦争になる。
 それでもトランプは、やはり習近平に期待している。
 何を期待しているかと言えば、アメリカが北朝鮮と戦争状態に突入しても、北朝鮮の側に立ち、中国が積極的に参戦しない事を期待している。
 そして、そこまでの約束は、トランプと習近平の間で出来たと見るべきだ。
 だからこそトランプは、中国に対し為替操作国の認定はしないとする譲歩までしたのだ(トランプ大統領一転「中国を為替操作国に認定しない」)。
 まだ北朝鮮問題に関し、何の前進も見られていないのだから、この段階でトランプが中国に譲歩する理由は、本来なら何も無い。それなのに、トランプが中国に譲歩したという事は、米中は戦わないとか何らかの約束が結ばれ、その見返りとしてトランプが中国に譲歩したと考えなければ、話の筋が通らない。
 即ち、既に米中密約は出来た。
 だとすると、そこまでトランプが根回ししたのだから、北が核ミサイル開発停止を約束しない限り、アメリカの空爆は開始されると見るべきだ。予定通りに。



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