いよいよ破局なのか?


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 米NBCニュースによると、トランプ政権は北朝鮮が核実験する確証を得たら、通常兵器で先制攻撃する準備を進めているそうだ(北朝鮮が核実験の動き見せればアメリカは先制攻撃 NBCが報じる)。
 そうした中、なんと25日前後に北朝鮮が核実験をするとの情報が流れた(北朝鮮、核実験場周辺の住民が避難か 25日前後に実験実施の可能性)。
 事実、プンゲリの核実験場では、新たな動きが見られるという(核実験場の活動再開か 米大学が衛星写真分析)。
 NBCのニュースが正しいとすると、アメリカによる先制攻撃の条件は、既に満たされていると感じる。トランプは、核実験実施前であっても、核実験の兆候があれば先制攻撃する方針らしいからである。
 だが、重大な状況の変化も伝えられた。


 中国環球時報によれば、もしアメリカが北朝鮮を攻撃したなら、中国が戦争に介入するというのだ(中国環球時報「韓米が北朝鮮攻撃すれば軍事介入する」)。更に驚くべきは、北が中国を恫喝するとのニュースも(北が異例の対中恫喝「制裁に執着なら破局的な結果」 米中の同調に危機感?)。
 これらの話の真偽は分からないが、もし中国が態度を変化させればアメリカにとって予想外であろう。トランプは、北朝鮮問題で習近平を絶対的に信頼するとまで言っているのだ(トランプ大統領、北朝鮮問題で習政権に「絶対的な信頼」 中国爆撃機の活動活発と米メディア)。
 中国はトランプを裏切るだろうか?、それに対しアメリカはどう出る?
 北朝鮮の動きは、実に巧みだ。
 恐らく、アメリカも中国を敵にするリスクを犯してまで攻撃はしないと、金正恩は読んだ。だから、中国の僅かな態度変化を見逃さずに、更に中国を揺さぶった上で核実験再開の動きを見せたのだろう。
 けれども、アメリカが核実験準備を座視したままなら、核実験の兆候あれば攻撃すると述べたトランプの負けが確定する事になるのだ。
 果たしてトランプは、このまま敗北を受け入れるのか?



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