北ミサイルで空母精密打撃は無理


↑↑↑始めにクリックよろしくお願いします!
 北朝鮮が、新型ミサイル発射で米空母攻撃能力を誇示したと言うが・・・。
『【ソウル時事】北朝鮮が29日に発射した弾道ミサイルは、短距離の「スカッド」改良型だったという見方が強まっている。トランプ米政権が朝鮮半島近海に空母を展開する中、海上の標的への攻撃能力を誇示する狙いがあったとみられる。着実に技術向上を図りつつある北朝鮮だが、今回のミサイルをめぐっては実戦能力を疑問視する専門家もいる。
スカッド系列を改良して発射したと分析している」。韓国軍合同参謀本部は30日、前日に北朝鮮が発射したミサイルに関する見解を明らかにした。スカッドには実戦配備済みとされる「スカッドB」(射程300キロ)や「スカッドC」(同500キロ)のほか、3月に4発同時発射したとされる「スカッドER」(同1000キロ)がある。
 朝鮮中央通信によると、金正恩朝鮮労働党委員長は昨年、「敵艦船を含め、海上、地上の任意の標的を精密に攻撃できる弾道ミサイル」の開発を指示した。今回の発射結果に金委員長は「狙撃手の銃のように目標に命中した」と満足した様子だったという。
 朝鮮中央テレビは30日、ミサイル発射の様子を放送した。正確性を強調するためか、放送では「設定射程450キロ」「命中誤差7メートル」「飛行時間382.8秒」と細かな情報とともに、目標地点に落下するミサイルの軌道を映し出していた。(2017/05/30 時事ドットコム)』(http://www.jiji.com/jc/article?k=2017053000876&g=use
 命中誤差7mは真実か?


 恐らく嘘だろう。だって、測定する方法が無い。現時点の情報では、北ミサイルの誘導方法、ミサイルの弾着点観測方法、共に不明。
 たとえ海の上に標的が浮かべてあったとしても(日本のEEZ内なので不可能な筈)、標的の位置を確定する方法が北朝鮮には無い。アメリカのGPS衛星を利用したとしても、誤差は10mもある(GPSに関する誤差について)。誤差7mなんて検出できないのだ。
 長距離誘導弾の最大の弱点は、どうやって敵の位置を正確に把握するかという点にある。
 有視界射撃ではないから、直接見えない目標に命中させる必要があるのである。では、どうやって敵目標の位置を知るのか?
 普通は、レーダーやスパイ衛星、偵察機や潜水艦などからの情報を総合する事によって敵目標の位置を正確に把握するのだ。そしてミサイル自体にも、目標の捜索と追尾能力が備えられていなければならない。
 しかしスパイ衛星などを持たない北朝鮮は、敵情把握能力では著しく劣っていると考えられる。よって、到底、移動する米空母部隊の位置を正確に特定することなどできない。もっとも北朝鮮は、米空母監視の為、民間船をチャーターして追跡させているらしいが、有事になれば、そんなのは簡単に排除されてしまうだろう。
 いずれにしろ、米空母に北朝鮮がミサイルを命中させるのは、今のところ不可能だろう。しかし北核ミサイルの脅威は存在しているので、侮る事は出来ないが。



<北には空母精密打撃は無理!、クリック宜しくお願いします。 m(_ _)m>

人気ブログランキングへ


(リンク)
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-6680.html