領海侵犯で驕る中国と無策日本

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　中国国防省は中国艦の領海侵犯事件につき、日本の主張に反論した。
『中国海軍が津軽海峡で日本の領海に侵入したとの防衛省発表をめぐり、中国国防省は３日、「津軽海峡は領海ではなく、軍用艦艇を含め、あらゆる国の船舶がみな通過する正常な権利を有している」と反論するコメントを発表した。
　記者の質問に答える形でホームページに掲載。中国軍艦の活動は「国際法に合致している」と指摘、日本の非難には「下心がある」と批判した。
　防衛省は２日、中国海軍の情報収集艦１隻が北海道松前町の南西の領海に侵入、そのまま津軽海峡を東に通過したと発表していた。（2017.7.3　産経ニュース）』（http://www.sankei.com/world/news/170703/wor1707030053-n1.html）
　無法国家中国！


　中国の軍艦は、自艦の位置も正確に把握できないのか？
　日本は、津軽海峡を中国艦が通過した事を領海侵犯事件として非難しているのではない。中国艦が津軽海峡通過時に、日本の領海内に侵入した事を問題にしているのだ！
　そもそも国際法で認められた領海は、最大１２カイリなのだが、日本は、宗谷海峡、津軽海峡、対馬海峡東水道、対馬海峡西水道及び大隅海峡に関して、外国船が自由に通行できるよう領海をここだけ３カイリにして公海のままにしている。
　それにも関わらず、津軽海峡で中国艦が日本の領海側にわざわざ入って通過したから問題視しているのだ！（領海侵犯へ対処するため核武装すべき）
　このように中国が付け上がるのも、日本の対応が甘いからだ。国際法で言えば、領海侵犯した軍艦や領空侵犯した軍用機は、攻撃されても文句は言えないのである（ロシア機撃墜はトルコの過剰反応か？）。
　中国軍艦による日本領海への侵入が確認されたのは、２００４年の原子力潜水艦、１６年の情報収集艦に続いて、今回で３回目。いい加減に、何度も領海侵犯されたまま、日本はいつまでも甘い顔をしているべきではない。
　それにしても、日本のマスコミは都議選の報道を言い訳にして、中国艦の領海侵犯について殆ど報じていない。これも非常におかしな現象と思う。
　ぼんやりした日本政府の対応、そして日本マスコミの無反応、それらも大変におかしいのである。

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