親中グーグル


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 台湾と香港でグーグルを利用して中国ニュースが表示できなくなっているという。中国当局からの要請を受けたと見られる。
『【台北=田中靖人】米インターネット大手検索グーグルの台湾と香港のニュースサービスで、中国関連の記事が表示されなくなっていることが4日、分かった。中国共産党の第19回党大会が来月18日から開かれるのを前に、中国当局の要請を受けた可能性がある。
 中国関連記事の検索は行えるため、システムトラブルの可能性も残るが、同社国際サービスセンターは4日、「担当者がいない」と応答。ネット上の問い合わせにも回答がない。
 ニュース項目のうち、台湾のサイトでは「両岸(中台関係)」、香港では「中国大陸」でそれぞれ「記事を表示できません」となっている。両サイトとも中国語表記のため、中国本土からVPN(仮想専用線網)を通じて閲覧する利用者も多いとみられる。
 グーグルは2010年、自主検閲を嫌い、中国本土での検索サービスから撤退した。一方で北京、上海、広東省広州には拠点を残しており、事業再開に意欲があると指摘されている。
 中国当局の検閲要請をめぐっては、英ケンブリッジ大出版局が先月、サイトに掲載された一部論文の中国からのアクセスを一時遮断し、問題となった。(2017.9.4 産経ニュース)』(http://www.sankei.com/world/news/170904/wor1709040058-n1.html
 これは大問題だろ。


 グーグルは中国から撤退して少しは骨のある企業と思っていたのだが、未だ中国市場に未練があるようだ。
 一企業に過ぎないグーグルが勝手に台湾のニュースサービスを検閲するのは問題だ。グーグルは何の権利があって、そんな事が許されると思っているのか?、台湾人の知る権利の侵害だ。恐らく、台湾の法律でグーグルの行為は罰せられる可能性がある。
 少なくとも、この件でグーグルは中国が要請すれば、何でもしかねない危険な企業だと分かった。例えばグーグルは、中国の圧力により、日本の検索サービスに影響を与えて来るかも知れないのである。
 我々は、もっとグーグル帝国と慎重に付き合う必要があるだろう。



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