西部邁が死んだ
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西部邁が死んだ。
核武装を標榜するブログとして、核武装主義者である西部邁について何か書かねばと思う。
西部邁は自殺だという。それならば覚悟の上の事であり、自分の意志なのだから、悲しむとか悼むというのとは、少し違う送り方をせねばならないだろう。
しかし、病気を苦にした自殺と言う説もあるらしいので、それならばお気の毒と言わねばならないかも知れない。特に、ガンで死んだチャベスも言っていたが、ＣＩＡは邪魔者をガンで殺す事ができるらしいので。そういう関連死なら、我々は怒らねばならない。
だが、取り敢えずは自殺なのである。
何故自殺なのか？
自殺はキリスト者には出来ない。神が禁じているからだ。従って、反キリスト的な行為であり、そこに反欧米主義者の西部としての主張を見る事も出来る。
だからキリスト者ではない、欧米化されていない土着日本人の意地として、自死して見せた可能性がある。
西部は周囲に自殺を仄めかしており、そこから、この先の日本の運命を目にしたく無いという西部の気持ちが伺える。
何故、西部はこの先の日本の運命を見たくないのか？
目下のところ、我が国の喫緊の課題は北朝鮮問題であり、詰まる所、西部は北朝鮮問題のその先を見たくなかったという事なのだろう。
北朝鮮問題に関して起きそうな事は、アメリカが北朝鮮の核を認めて現状を放置するか、或いは軍事力によって北朝鮮を壊滅させるのか、どちらかが起きそうだ。
だか、どちらも日本にとって、どん詰まりを意味する状態になると西部には見えている。そんな事で騒ぐつもりも、それを良しとする日本人と一緒に気持ちを共感する気もさらさら起きなかったということ。
この期に及んでもアメリカに頼ることしかしない日本と日本人に、完全に愛想が尽きたと言う事なのである。
結局そういう事だ。
大体、核兵器も持たずに日本は何をやってるんだと。頭おかしいぞ日本人。だから死んでやるぞと、そういう諧謔的な気持ちは何となく理解可能である。
西部邁が言うように、日本は核武装くらいしないといけないのである。
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