米国、日本にガスは売りません



『米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は30日、米国産天然ガスの輸出を求める日本政府に対し、オバマ米政権が輸出の許可を当面見合わせる方針を伝えていたと報じた。米議会や米産業界から、輸出を認めることで天然ガスの価格上昇を招く恐れがあるとの声が寄せられていることが背景にあるとみられる。
 原発停止でエネルギー供給に問題を抱える日本は、米国からの天然ガス輸入に期待を寄せていただけにエネルギー戦略に影響が出そうだ。(河北新報 2012年05月31日)』(http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/2012053101001234.htm
 日本では脱原発の動きが強い。脱原発派は再生可能エネルギーを充実させれば原発は要らないと主張する。だが、現時点で再生可能エネルギーを議論するのは絵に描いた餅だ。本当に実現できるのかどうかすら怪しい。
 そんな中で、現実的な選択として脱原発派が持ちだしているのが天然ガスによる発電だ。重油などを使う火力発電に比較し、効率が良く二酸化炭素の排出量も少ないメリットがあるという。ところが、肝心のガスの供給について米国から異論が出たようだ。
 結局のところ、エネルギーを外国からの輸入に頼れば、こうした問題は避けられない。日本は、石油の供給を米国に止められ、対米戦争を開始せざるを得なかった過去の記憶を思い起こす必要があるだろう。
 戦後日本は、その反省の上で、エネルギーの多様化に努めて来た。その結果出来たのが、これまでの原子力政策でもあったのだ。
 核燃料となるウランについては、海水中から得る方法が日本で確立されつつある(http://www.jaea.go.jp/jaeri/jpn/publish/01/ff/ff43/topics.html)。そうであれば、安易に原子力発電を捨て去るのは、国家戦略として正しいのだろうか。
 国土の狭い日本では、福島原発事故のような被害は二度と許容できない・・・だから原発はダメ・・・というのは少し発想が短絡的ではないか。例えば、原発を地下に作ったり(http://yamamototaku.jp/content/geo_NPF)、海底に作ったり(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20111204/1322995909)、あるいは離島に作ったりする方法だってある。
 離島だと長いケーブルが必要になり、ロスが大きいから現実的ではないと考える人も居る。だが原発には色々な使い方があって、例えば原発で水素を生産する(http://www.iae.or.jp/publish/kihou/25-3/08.html)方法なども開発されている(水素爆発したことから分かるように、原発を使い効率的に水素生産が可能である)。
 ならば、例えば、離島に海水を原料とした原子力水素製造プラントを作り、出来た水素を船で本土に運び消費するという方法だって考えられる。そうすれば、究極的には海水から取り出したウランと、海水から分離した水素とで、日本は海がある限り無限のエネルギーを得る事が可能となるであろう。
 脱原発だけを教条的に言い続けても、国の未来が良くなるとは言えない。むしろ、安全な原子力利用法について、もっと様々な技術的可能性を探るべきではないか。



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