無人島に、なまえつける、無人島に、かくみさいる
『中国漁船による衝突事件が起きた沖縄の尖閣諸島周辺にあり、日本の排他的経済水域の基準となる無人島に名前が付いていないことが分かり、政府は管理を強化するため、国として名前を把握していない全国の３９の無人島について、今年度中にも名前を確定させることにしています。
６０００余りある日本の離島の大部分は無人島で、中には名前がはっきりせず、十分に管理されていない島もあるとされています。このため政府は、日本の排他的経済水域を決めるうえで基準となる島でありながら、国として名前を把握していない全国の３９の無人島について、各自治体を通じて地元での呼び名がないか照会を進めています。このうち沖縄では、中国漁船による衝突事件が起きたり、周辺海域に中国の漁業監視船が繰り返し接近したりしている尖閣諸島周辺などの７つの島について、地元自治体が調べた結果、過去の行政文書にも記述がないなど島に名前が付いていないことが分かりました。政府は、これら３９の無人島について、関係機関と協議のうえ、地元での呼び名などを参考に今年度中にも名前を確定させて地図や海図に記載する方針で、「命名を通して、保全・管理の強化や、国の内外への日本の領域の明示につなげたい」としています。
排他的経済水域は、沿岸国が水産資源や海底資源に対する権利を持つ海域で、潮が最も引いた時の島の沿岸部分などを基点に、２００海里、およそ３７０キロまでを設定できます。日本の排他的経済水域は、領海を含めると、およそ４４７万平方キロメートルあり、世界で６番目の広さを有しています。この水域を巡っては、近年、未利用のエネルギーや鉱物資源の存在が明らかになるなど重要性が高まっていて、政府は平成２１年に基本方針を策定し、排他的経済水域の「外周」を決める基準となる島を明確にし、保全や管理を強化する取り組みを進めています。こうした島は全国に９９あり、このうち４９の無人島について、政府は去年、名前が判明した北海道礼文町の「トド打ちの島」や長崎県対馬市の「ヒバン瀬」など１０の島の名前を正式に決めました。ただ沖縄の尖閣諸島や東京の小笠原諸島などの周辺にある残る３９の無人島の名前が依然として明確でないことから、政府は、各自治体に地元での呼び名がないか照会するとともに、名前の案を示し、今年度中にも名前を確定させ、地図や海図に掲載することを目指しています。（1月16日 ＮＨＫ）』（http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120116/t10015286251000.html）
何と！、まだ名前をはっきりさせていない島が日本にあったとは驚きだ・・・と言うか、ヒヤリとする。名前が無いんだから、島じゃないよ・・・と言いそうな国が、近隣にあるからだ。国としても、慌てて名付けることにした、と言う事か？？
それにしても、日本には６０００もの島があり、大部分が無人島だとは・・・それらの島々を、もっと有効活用しても良いのでは？
一つの考えだが、それらの島々に地下隠蔽式のミサイル・サイロを建設し、行く行くは核ミサイルの発射施設としてはどうであろうか（勿論、自然環境の維持に注意を払いつつ）。
本ブログでは、日本の核武装を、事ある毎に提唱しているが、核武装に反対する論を書籍などで調べると「日本は国土が狭く、核ミサイル基地を作る場所が無い」という意見が出されているのを良く見かける。しかし、離島の、しかも無人島に核ミサイル基地を作るのであれば、別段問題ないであろう。
ミサイル・サイロであれば、飛行場のように面積は必要ないから、小さな岩礁のような島でも、垂直に深く掘り抜けば重厚な施設を建設できる。一つの岩礁に作った竪穴からは、蜘蛛の巣状に海底トンネルを伸ばし、そのトンネル内に、ＭＸミサイル（http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20110929/1317300811）のような移動式ミサイルを配備する。有事には、海底に作った発射口のどれかから、水中発射でミサイルを打ち出す設計とする。そのようにすれば、先制核攻撃を受けたとしても、反撃用核ミサイルの生残性が格段に高められるはずだ。
反核武装論者からは、日本は国土が狭いから、先制核攻撃の一撃で全てのミサイル基地が壊滅し、反撃などできないから、核を持っても意味が無い、などと言われる。だが、それは本土の陸地だけを、ミサイル展開用地と考えた場合だけだ。
広く、日本の領海と言うモノを、我が国の核ミサイル戦力の展開可能域と考えれば、日本は非常に広い戦力展開面積を持っていると言える。ましてや、海底下に核ミサイル戦力を秘匿すれば、敵の核攻撃の一撃や二撃で、我が方の全ての核ミサイル戦力を壊滅させるのは難しいだろう（勿論、核ミサイル原潜を保有しても良い）。
そうした条件下で核武装できるのであれば、日本の核反撃力は、先制核攻撃に耐えられる・・・もちろん先制核攻撃の一撃で日本の大都市は壊滅するが（ミサイル防衛構想は、有効性が不明）、日本の核反撃力が生き残るのであれば、攻撃を仕掛けた国の主要都市もまた、日本の核反撃により壊滅するのだ。
つまり、一方が核兵器を使えば最終的に双方が必ず破滅する、という状態が実現される。このような状態が作れれば、日本を先制核攻撃しようと企図する国は無くなるのだ。
これが、相互確証破壊（Mutual Assured Destruction）、通称、ＭＡＤと呼ばれる戦略である・・・と、島の名前の話から、ちょっと飛躍したかな。
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