中国食肉偽装の闇



 中国政府が、食肉偽装を行った3576人を拘束した。事件の中には、被害者が中毒で死亡したケースもあったという。
『中国公安当局がネズミの肉を羊肉と偽ったり、病死した動物の肉を流通させたりするなど食品の安全にかかわる犯罪で計2010件を摘発し、容疑者計3576人を拘束したと発表した。中国メディアが3日伝えた。
 2月から4月にかけて摘発した。「典型的な犯罪」として公表されたケースによると、キツネやネズミの肉に化学薬品を混ぜて羊の肉を装ったり、検疫していない牛の肉、病死した豚や鶏の肉を流通させたりしていた。偽装肉を食べた消費者が中毒で死亡したケースもあった。
 中国国内でも食の安全に対する意識は高まっているが、今回の摘発は、生産者側のモラルが高いとは言えない現状を改めて浮き彫りにしたといえる。(毎日新聞 5月4日)』(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130504-00000004-mai-cn

 キツネやネズミの肉に化学薬品を混ぜて羊の肉を装ったり、検疫していない牛の肉、病死した豚や鶏の肉・・・ゲーッ、何だか食欲が無くなるニュースである。
 中国の加工肉は、確実に日本人の口にも入っている。弁当に付いている肉団子なども、中国産の輸入物を使っているケースがあるからだ。
 この問題は根が深い。偽装が幾重も積み重なる場合がある。まず中国内で食品の検査結果が偽装される場合があるだろう。そして、流通の過程で産地が偽装されるケースも多いはずだ。それがレストランや、お弁当業者などに卸され、我々は知らずに食べてしまう。
 良心的なところは、産地表示をしっかりしている。だが、信用できるか?、偽装された物なら、店の人も真実を知らないかもしれないのだ。今後、中国の業者や、それに関わる国内の中継ぎ業者に、モラルの向上を期待できるのだろうか?
 原料の産地について正確な情報が必要だ。しかしTPPなどに参加すれば、それも難しくなるのかも知れない(http://iroirosirabetemitayo.blog.fc2.com/blog-entry-5.html)。
 以前、外出先で出された肉団子を半分に割ったところ、肉の砕片の中に、螺旋状のピロピロした何らかの器官のようなものが混じっているのが見えてしまい、食欲を失った事がある。
 我々は一体、何を食べているのだろうか?



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