日印共同宇宙開発すべきだ



 宇宙分野で大国入り目指すインドで、GPS衛星の打ち上げに成功したという。
『インドの宇宙開発を担うインド宇宙研究機構(ISRO)は2日、車両や船舶、航空機の位置を宇宙から測定するインド版衛星利用測位システム(GPS)用の最初の衛星の打ち上げに成功したと発表した。インドは火星探査を計画するなど宇宙開発を積極的に推進、この分野での大国入りを目指す狙いがある。
 ISROによると、衛星はインド版GPSの展開に必要な衛星7基のうち最初の1基に当たり、2015〜16年までに全ての打ち上げを目指す。インド版GPSはインドの国土のほか、国境から1500キロ離れた地域までカバーし、事実上南アジア全域での利用が可能となる。
 領土問題を抱えるパキスタンは中国版GPSの利用を決めており、インドは安全保障面でも独自のGPS整備を課題としていた。
 ISROは1日深夜に南部アンドラプラデシュ州の宇宙センターから衛星を載せたロケットを発射。2日未明にロケットから衛星の切り離しに成功した。(2013年7月2日 スポニチ)』(http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/07/02/kiji/K20130702006135710.html

 インドは、領土を巡って中国と対立している国である。同じく領土を巡り中国と対立している日本は、地政学的に、インドと利害を共有しやすい状況にある。
 日本の宇宙技術は極めて高いにも関わらず、何故か国産ロケットによる有人宇宙飛行への熱意が薄い(恐らくアメリカや中国の謀略工作で封じられている)。だが、宇宙資源の獲得競争が発生するであろう次の時代を考えれば、今の日本の傍観者的な態度は、極めて危ういものと言わざるを得ない(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130428/1367162384)。
 日本も、国際宇宙ステーションなど欧米の下請け的な宇宙開発の他に、独自の有人宇宙飛行を積極的に実現させるべきだ。
 中国は、自国のプランによる有人宇宙飛行を何度も行っている(http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00247809.html)。この分野で、日本は既に後れを取っている。
 日本は、インドと日印原子力協定の話し合いを進めている(http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE94S01E20130529)。日本が国内の政治状況から、日本単独での有人宇宙開発を進められない理由を持つならば、例えば、有人火星探査の目標を持つインドと、日印宇宙共同開発の枠組みを作ってでも有人宇宙開発への道筋を付けるべきではないだろうか。
 有人宇宙飛行の分野で、日本が世界から後れを取るべきではない。インドは多弾頭核ミサイルの技術も持っているし(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20130208/1360330546)、日印協力すれば、日本の核ミサイル保有などに関しても有益なプログラムを実現できるはずだ。



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