やる気の無いアメリカ


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 アメリカがB-52を半島に急派した。
『「爆撃機の帝王」で呼ばれるB-52は、金正恩キム・ジョンウン)第1書記が最も恐れる戦略兵器の一つだ。北朝鮮の3度目の核実験の約1ヵ月後の2013年3月、韓半島に出撃し、模擬爆撃訓練を行って北朝鮮に公開警告して以来、約3年ぶりに韓半島に姿を現した。
 長さ49メートル、幅56メートル、重さ221トンのこの超大型爆撃機は、1960年代に生産が終わった旧型の爆撃機だ。744機が製造されたが、現在はグアムのアンダーソン基地と米本土などに改良型のH型約70機だけが実戦配備されている。
 旧型・最長寿爆撃機という修飾語が与えるイメージとは違って、その威力は現存の戦略爆撃機の中で世界最強だ。米国は大陸間弾道ミサイルICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、B-52などの戦略爆撃機核兵器の三本柱に挙げる。
 B-52は、最大時速960キロで最大6400キロ飛び、爆撃して戻って来ることができる長距離爆撃機だ。核ミサイルなどの爆弾を最大31トン搭載できる。特にAGM-86空中発射巡航ミサイルは、核弾頭を搭載して2500キロ離れた所から北朝鮮の地上の指揮部施設を攻撃することができる。威力は200キロトン(1キロトンはTNT爆薬1000トンの威力)。 広島原爆の威力(15キロトン)の13倍にのぼる。1991年の湾岸戦争にB-52が約80機投入され、国籍軍が投下した爆弾の40%の2万5000トンを投下し、圧倒的な威力を見せつけた。
 B-52がグアムのアンダーソン基地から韓半島まで来るのにかかる時間は武装搭載量によって4〜6時間。韓半島まで来なくても遠距離攻撃が可能なうえ、地下壕を焦土化させる爆弾「バンカーバスター」で地下に隠れた金第1書記を攻撃でき、北朝鮮軍が震え上がる兵器だ。軍関係者は「3、4機のB-52が同時に絨毯(じゅうたん)爆撃をすれば、平壌ピョンヤン)は地図から消えるだろう」とし、「今回どの兵器を搭載して来たのかは明らかにできない」と話した。
 北朝鮮の労働新聞は10日、「1年に何度も戦略核爆撃機が米本土やグアムから無着陸飛行で朝鮮半島の上空に進入し、核爆弾を投下する練習をしている」と間接的に脅威を表現した。(JANUARY11,2016 東亜日報)』(http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2016011170648
 韓国人は喜んでいるようだが。。。


 戦略爆撃機を、こんなに前進配備するのは軍事的に意味の無い行為である。つまり航続距離の長い戦略爆撃機は、敵の攻撃圏外から睨みを利かせているから意味があるのであって、それを北の地対地ミサイルや自爆特攻部隊の攻撃圏内に配置するのは、北に弱点をさらけ出すようなもので、逆に攻撃して下さいと言っているようなものだ。だからアメリカの行動を逆読みすれば、北朝鮮への先制攻撃の意図は全く無いということを示したものだと言える(ネコがお腹を見せているような状態)。
 即ち、このB52の派遣は、単に心理的効果を狙ったパフォーマンスに過ぎない。
 北朝鮮に対してアメリカの存在感を見せつける意図、それから韓国人を安心させる意図。そんなところか。
 そもそもB52自体、二世代も前の旧式戦略爆撃機である。B52の次が可変翼B1戦略爆撃機であり、その次が最新のB2ステルス戦略爆撃機である。
 だから、二線級の兵器を持って来ただけなのだ。
 もしもアメリカが北朝鮮の核実験(北の水爆、正体はレーザー水爆か?)に本気で怒っているなら、米本土からB2ステルス戦略爆撃機を発進させるか、或いは潜水艦からトマホークを発射するなどして、有無を言わず北朝鮮の核実験場を破壊しているだろう。
 ところが北朝鮮に対してアメリカは、北が幾ら約束を破っても、今日まで何の軍事的制裁もしていないのだ。中東に於いてミサイル攻撃や空爆で、リビアイラクを執拗に叩いたのとは大違いである。
 穿った見方をすれば、北朝鮮は、韓国や日本にアメリカの言う事をきかせるための便利な敵役として利用価値がある(日韓慰安婦合意を急がせたもの)。だからアメリカの戦略によって、わざと北が生かされているように思えるのだ。
 だとすれば、拉致問題のような北朝鮮と我が国との間にある重大な問題も、アメリカに頼っているだけでは絶対に解決する筈は無いのである。
 日本が拉致被害者を取り戻すには、アメリカの力に頼らず、独力で北朝鮮と戦い、屈服させるだけの力を、日本単独で持たなければならないのである。




 
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