中国副首相が北朝鮮・韓国を連続で公式訪問



 中国副首相が北朝鮮・韓国を連続で公式訪問することが報じられた。
『中国の李克強副首相は10月23日から27日にかけて、北朝鮮と韓国を連続して訪問する。
 中国政府・外交部の姜瑜報道官は19日の記者会見で、「朝鮮(北朝鮮)も韓国も中国の重用な隣国であり、中国と両国はハイレベルでの交流を一環して維持してきた」と述べた。李副首相は北朝鮮、韓国の首脳と中国と両国の2国間関係や、双方が関心を持つ地域の問題について意見を交換する。
 いずれも公式訪問で、日程は10月23−25日が北朝鮮、26−27日が韓国。北朝鮮訪問は3日間、韓国は2日間だ。
 姜瑜報道官は、「中国は半島南北の共同の友として、南北関係の改善や和解、協力や誠意を込めて支持する」、「中国は6カ国協議が密接な意思疎通、協調を維持できるよう後押ししてきた」と述べた。』(http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1020&f=politics_1020_013.shtml

 野田首相の韓国に対する一方的な恥ずべき求愛外交のあとに、中国副首相の北朝鮮、韓国、連続訪問が行われる。日本の首相が沢山のお土産を一杯持って韓国へ行った。その直後、中国の副首相が北朝鮮へ行き、続いて韓国へ行く。
 恐らくこれは闇雲な訪問ではない。中国の意図はおぼろげに推測できる。外交日程と言うのは、当事国以外へのパフォーマンスの意図も持つ。つまり、日程や行動それ自体からメッセージが読みとれるのだ。
 即ち、日本に対する中国の牽制だ。中国の裏庭を、断りも無く荒らすなよ・・・そういうメッセージが見え見えだ。犬がオシッコをする、その上に他の犬が更にオシッコを掛ける。マーキング、ここは俺の縄張りだ!
 中国副首相が、半島の宗主国として韓国に釘を刺すだけであれば、韓国だけに訪問すれば良い。だが、北朝鮮にわざわざ寄ってから韓国へ訪問するのは実に巧みな演出だ。中国副首相は、手土産など何も持っていかないであろう。だが、この動きだけで、半島の問題にコミットする意思がある(覇権を持っている)ことを世界に示せる。
 野田首相は、朝鮮王室儀軌と5兆円の通貨スワップを韓国にプレゼントして、要らない求愛行動をしたワケだが、では、その効果は何かあるのだろうか?
 野田首相の手土産は、外交的には意味を持たないだろう。何故ならば、半島の緊張に直接介入する意思を示す国家が中国しかない以上、韓国は、中国の意に反した約束を、日本と結ぶことは難しいからだ。
 かくして、日本のプレゼント5兆円はバラマキに終わるであろう。
 外交的な意味を何も生まず、湾岸戦争の後に日本が支払った100億ドルのように、僅かな外交的成果も日本国に還元することなく消えてゆく。
 もういいだろう。日本はいい加減に、善意により他国を動かせるという幻想を捨てる必要がある。
 かつて英国首相ウインストン・チャーチルは、第二次世界大戦の最中に、英国にとって仮想敵国があるとすればどことどこか?、と問われ、たとえ今、ともに戦っている同盟国であろうとも、英国以外の国は、すべて仮想敵国だ、といってはばからなかった。
 このチャーチルの基準を採用するまでも無く、日本の領土である竹島を不法に占拠している韓国は、どう考えても敵としか言いようが無いではないか。
 敵に対して善意だけで接する者は、愚か者とみなされても仕方がない。
 少なくとも、誇り高き侍の末裔が住む国のする振る舞いとは到底思えない。(韓国支援は、民主党が日本を破壊するために意図的にやっているという批判はこの際置いておく・・・何故ならば、仮にそうだとしても、それに協力している民主党員以外のまとも?な外務官僚や、一般国民の意識が、民主党の振る舞いを容認していることこそが問題だと思うからだ)
 我々は本当にこのままで良いのか、よくよく考えなければならないだろう。


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