北朝鮮消滅

「２０２０年代に北朝鮮は存在しない」とする報告書をロシアの研究機関が作成したと言う。
『ロシア政府に対外政策を助言する「世界経済・国際関係研究所（ＩＭＥＭＯ）」が９月にロシア政府に提出した報告書で、「２０２０年代に北朝鮮は存在しない」と分析していたことが分かった。４日付の韓国紙、朝鮮日報が伝えた。
　報告書は２０１１〜３０年の朝鮮半島情勢を展望。北朝鮮が現在「崩壊に向け勢いを加速させている」と指摘し、「金正日総書記から正恩氏への権力委譲が崩壊を促進する」と分析。また２０年代には「（南北は）統一へ向けた実質的な段階に入っており、北朝鮮は現在のような形態では存在していない」と結論づけた。
　北朝鮮崩壊への道筋については「金総書記退任で国家の方向性が失われ、官僚集団と軍・保安機関勢力に分裂し権力争いが起きる」と予測。混乱の中（１）韓国統制下で臨時政府樹立（２）軍の武装解除と経済の現代化の進行（３）経済の韓国への吸収−の３段階で進むと指摘、その過程で「１００万人の特権階級が中国やロシアに逃れる」としている。』（http://sankei.jp.msn.com/world/news/111104/kor11110418510001-n1.htm）
　北朝鮮崩壊説は、過去に何度も出されている。特に、ＣＩＡがリークした報告によれば、もう何年も前に崩壊していなければならない事になっている。だから、北朝鮮崩壊・・・などと聞いても、またか・・・という印象を持ってしまう。しかし、今回の情報は、北朝鮮と深く関係するロシアの報告という点がミソだ。ＣＩＡの報告よりも、信憑性があるかもしれない。しかし、朝鮮日報が伝えているので、韓国側に「偏向」した情報かもしれない。
　この報道によると、北朝鮮は韓国に吸収されるという。そうであれば、日本にとっては、二つの反日国家が一つになるだけで、半島との関係性はあまり変わらないように思える。しかし、本当に北が消滅すれば、拉致問題の解決は期待できるかもしれない。核やミサイルはどうなるだろう？、朝鮮民族の成果だ、とか言って、韓国は北の核を放棄しない可能性があるように思う。統一韓国は核保有国になるかも知れない。
　反日国と反日国が統合され、大きな反日国となる。その上、半島の混乱により生じる経済的負担について、日本も支援せよ、などとふざけた事を言ってくる可能性もある。日本人は、自国の国益を最優先に考えることのできる、まともな政府を、北の消滅までに何としても作り上げておく必要があるだろう。
　さて、統一韓国が核保有国になると、中国、韓国、ロシアという核保有国に囲まれ、日本一国だけ核を持たないと言う、とても恥ずかしい悪夢のような未来も予想されるのだが・・・２０２０年、そうなると予想されても、我々日本人は、今から何も準備せずに、その未来を受け入れるのだろうか。日本人は、そこまで愚かで良いのだろうか？
　私は、それで良いとは、到底思えないのだが・・・。

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