光学迷彩のプリウス!?



 光学迷彩技術を応用し、後部座席が透明になる「プリウス」が開発され、製品化に近づいているという。
『慶応大学の研究チームが、後部座席が透明になる「プリウス」の試作車を開発した。特殊な反射素材に背後の映像を投影する仕組みだ。
 バックアップ・センサーも、車の後部に設置するカメラも、自動的に駐車する車もあるが、それでもバック運転をしていると車をぶつけてしまう人は出てくる。そこで慶応大学の研究チームは、車をバックさせると後部座席が透明になる試作車を開発した。
 稲見昌彦教授率いる研究チームが開発した「透明プリウス」が、東京で10月25日から27日まで開催される「デジタルコンテンツEXPO 2012」に展示される予定だ。
 この透明プリウスは、車体後方の背景を投影するカムフラージュ技術を利用している。この技術「光学迷彩システム」は10年ほど前から存在したものだが、ようやく製品化に近づき始めている。
 透明プリウスのシステムでは、後方の背景を動画撮影し、その映像を後部座席に投影することで透明に見せている。投影面には再帰性反射材で作られた多数のビーズが織り込まれている。デモ用の車には、運転席のヘッドレストにディスプレイも組み込まれる予定だ。
「運転者は、ガラスの自動車を運転しているように感じる」と稲見教授は述べる。「SF作家のアーサー・C・クラークは、十分に発達した科学は魔法と見分けがつかないと述べた。わたしは、未来の一般の人たちが簡単に使える魔法のような技術を開発したい」
 この技術がいつごろ商品化できるかについては研究チームは述べていないが、資材と小型ビデオカメラの価格が下がれば商品化される可能性はある。ただし、そのころには自律走行車が発売され、透明技術の必要性がなくなっているかもしれないが。(2012.10.16 msn産経ニュース)』(http://sankei.jp.msn.com/wired/news/121016/wir12101608000001-n1.htm
 記事を読むまでは車を透明にしてどうするのかと思ったが、光学迷彩というよりは、いわゆる「全天周囲モニター」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%A4%A9%E5%91%A8%E5%9B%B2%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88)の技術に近いようだ。
 車体が透明になる「光学迷彩車」は、以前、メルセデス・ベンツがLED素子を使ったものをCMで披露していた(http://japanese.engadget.com/2012/03/04/led-f-cell/)。
 これに対し、開発中の後部座席が透明になるプリウスは、外から見て車体が透明になるのではなく、ドライバーの視点で見て車体が透明になるというもの。
 しかし・・・日本人は真面目だから、こうした高度な技術を民生用に開発して安い価格で売っちゃうんだよな。ノウハウも公開しちゃって・・・。でも、この技術で儲けようと思ったら、一番高く売れるのは、恐らく視界の悪い戦車や装甲車などの軍事の分野だろう。
 最初、戦車や装甲車用に開発し、1ユニットを民生用の1000倍くらいの価格で売って、それを元手にして性能が安定したら民生用にも・・・ていうのが、こういう技術の開発モデルなんだけど、日本企業は、わざわざ自分が苦しくなるようなビジネスの仕方してる。最近見直しされてきているけど、武器輸出の制限みたいなのがあるのが、その理由か。
 高度な技術を開発したら、まず軍事用に提案し、世界市場で売りまくり、ボロ儲けする。それから民生用に売ればいい。そうしないで、日本企業が民生用に高度技術を安く開発し、世界にバラまくから、容易に軍事転用されちゃって、金の無いゲリラまで、高度な軍事技術を手にするようになってしまう。
 だから、高度な技術を開発したら、まず軍事用に作り、貧乏なゲリラ勢力が買えないよう高く売り独占し儲ける、そして、それを買える軍隊だけを強力にする。暫くそうやって売りさばいて、生産ラインが余った頃に民間向けに安く売ればいいと思う。
「いやいや軍事には手を染めたくないから」そういう潔癖症の技術者、経営者が日本には多すぎる。でもそういう考えが、民生品として高度技術をゲリラ勢力などにも安く流出させることになり、結果的に先進国の軍隊の優位を脅かし、世界の安全を脅威に曝すことに繋がるのだ。つまり、高度技術を軍事用に独占させないで安く民間にバラ撒く・・・という考え方は、超大国の覇権維持の観点から見れば、この上なく危険なのだ。
 それ故に日本は、超大国ヘゲモニー維持に協力する勢力なのかどうか、疑惑の目で見られる。その為、日本産業のこれ以上の発展を世界の超大国グループは望んでいない。だから、日本の産業は目の敵にされ、世界から攻撃される・・・そういう側面も無いとは言えないように思う。
 日本産業の生き残りは軍事にある。他の追随を許さない高度な軍事技術を開発し、それを提供する先は、英米などの同盟関係に近い一部の国家に限定する。勿論、安い価格では売り渡さない。あくまで軍用価格で提供する。
 そうやって、日本の優位を維持する手段として先端技術を使うべきだ。軍事技術開発協力を通して超大国ヘゲモニー維持にも配慮するならば、英米側からの日本産業叩きは緩和されるかも知れない。日本政府、そして経済界、産業人は、そうした戦略を検討する必要がある。
 



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