サイバー真珠湾攻撃!



 アメリカとイスラエルが、イランからのサイバー真珠湾攻撃を懸念しているという。
『中東の大手石油・ガス企業のコンピューターネットワークが、相次いで大規模サイバー攻撃の標的となり、サイバー戦争の様相を呈し始めている。
 イランの核開発計画阻止を狙ってサイバー攻撃を展開してきたとみられている米国とイスラエルだが、今や自国がサイバー攻撃の標的になることを懸念する羽目に陥っている。
 イスラエルベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は今月に入り、詳細には触れなかったものの、イスラエルのコンピューターネットワークにサイバー攻撃が試みられることが増えていると発表した。その数日前には、米国政府がサイバー戦争における方針の概要を明らかにするとともに、イランのサイバー攻撃に警告する声明を発表していた。
 レオン・パネッタ(Leon Panetta)米国防長官は前週、8月15日にサウジアラビアの国営石油会社サウジ・アラムコ(Saudi Aramco)のコンピューター30万台以上に被害を与えたウイルス「シャムーン(Shamoon)」について、公の場で初めて言及した。この攻撃でサウジ・アラムコは主な社内ネットワークが回復するまでに2週間を要した。
 パネッタ長官は、シャムーンは非常に高度なウイルスで、民間企業を対象としたウイルスではこれまでで最も破壊力が強いと述べた。米石油大手エクソンモービル(Exxon Mobil)とカタール・ペトロリアム(Qatar Petroleum)の合弁企業ラスガス(Rasgas)も、シャムーンの攻撃を受けている。
■「サイバー真珠湾攻撃」に備える米国
 サウジ・アラムコは8月のサイバー攻撃による生産への影響はなかったと説明しているが、サイバー攻撃によって必要不可欠なインフラがまひ状態に陥りかねないという脅威は現実のものだ。パネッタ長官はこうした脅威を「サイバー真珠湾攻撃」と呼び、サイバー脅威に対して攻撃的に対処する方針を示した。
 サウジアラビア原油輸出が妨げられれば、すでに高値で推移している原油価格はさらに高騰し、脆弱化した世界経済を景気後退に追い込むだろう。
 ある米政権幹部は匿名を条件に、湾岸諸国の大手石油企業に対するサイバー攻撃は「国家」によって行われたとみられ、最も疑われているのはイラン政府だとAFPに明かした。
 米シンクタンク戦略国際問題研究所(Center for Strategic and International Studies、CSIS)」のシニア・フェローで、米国務省など米政府機関でサイバー攻撃の安全保障問題を担当した経験もあるジェームズ・ルイス(James Lewis)氏は、サウジ・アラムコに対する8月の攻撃にイランが関与したことは「疑わしい」というレベルを超えているというのが米政府の見方だと述べた。
■サイバー戦争能力を急速に増強するイラン
 ルイス氏によると、米当局はロシアや中国によるサイバー情報収集活動には慣れていたものの、イランのサイバー戦争能力がこれほど急速に増強されたことに驚いているという。 
 だが、2010年にコンピューターウイルス「スタクスネット(Stuxnet)」の攻撃を受けてウラン濃縮施設の遠心分離器が数百台も破壊されてしまったイランが、サイバー戦争能力の強化に走ったとしても不思議ではない。
 スタクスネットはイランの核兵器開発を阻止する目的で米国とイスラエルが共同開発したとみられている。それまで組織犯罪や情報収集活動に使うものだと思われていたコンピューターウイルスをサボタージュの道具にしたという点で、スタクスネットはコンピューターウイルスの概念を変えた。
 イランは4月にもハールク(Kharg)の石油施設がサイバー攻撃を受けたほか、前年11月にミサイル基地で起きた爆発事故もコンピューターウイルスが原因だったと米メディアは報じている。(2012年10月22日 AFPBB News)』(http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2908444/9719327
 イランの核開発を停止させるため、イランへの嫌がらせを続けるイスラエルアメリカだが、今度はイランからサイバー攻撃を受ける危険があると言い始めたようだ。それを「サイバー真珠湾攻撃」と呼んで懸念している。
 真珠湾攻撃と言えば、教科書では、日本がアメリカへ行っただまし討ちのように記述されている。けれども、実際には、ルーズベルト大統領の陰謀により、アメリカが日本を意図的に追い込み、日本から先に攻撃をするよう誘導したと言うのが、近年明らかになって来た事実である(http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4476.html)。
 今回、アメリカが、イランからのサイバー攻撃真珠湾攻撃になぞらえて「サイバー真珠湾攻撃」と読んでいるが、これも本物の真珠湾攻撃と同様に、陰謀の匂いがプンプンだ。
 そもそも、これまでイランに対しサイバー攻撃を繰り返して来たのは、イスラエルアメリカだ(http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0200G_S2A600C1000000/)。また、PC遠隔操作ウイルス事件(http://d.hatena.ne.jp/NOFNOF/20121007/1349615019)でも問題になったように、サイバー攻撃というのは、本当の発信者が誰なのか特定しにくい問題がある。だから、例えば、イランからサイバー攻撃を受けた・・・とイスラエルアメリカが主張しても、あるいは自作自演で攻撃を偽装している可能性がある。
 危険なのは、最近の世界の流れでは、大規模なサイバー攻撃を受けた場合、武力攻撃を受けたと見なし、実体的な武力反撃を行って良いというコンセンサスが確立して来た事だ(http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/news5plus/1306825019/ http://logsoku.com/thread/raicho.2ch.net/newsplus/1306837737/)。この考え方を使い、自作自演でサイバー真珠湾攻撃を演出すれば、開戦理由を捏造する事も出来るだろう(サイバー謀略とでも言うべきか?)。
 911事件の際も、アメリカは真珠湾攻撃を持ちだし、アフガンとイラクへの開戦気運を高めていたが、アメリカが真珠湾攻撃を持ちだす時には警戒が必要だ。真珠湾攻撃と言う言葉を聞いたなら、日本人であれば「自作自演」、陰謀のシグナルであるとでも認識するのが正しいのかもしれない。
 



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