グーグル会長は北で何をする?



 グーグル会長らの訪朝の件は、日本で大きくは注目されていないが、拉致問題を抱える日本としては、もっと注意深く見つめる必要のあるニュースである。
『インターネット検索最大手グーグルのシュミット会長、リチャードソン前米ニューメキシコ州知事ら一行が7日、北京から北朝鮮訪問の途に就いた。リチャードソン氏は出発前に北京の空港で、私的な訪問であり、ミサイル問題について北朝鮮側と意見交換するとの考えを述べた。
 韓国のMBCテレビによると、一行はほかにシュミット会長の娘、グーグルのシンクタンク所長ら計9人。北朝鮮には3泊4日の日程で滞在し、10日に北京の空港で報道陣の取材に応じる。
 リチャードソン氏は今週訪朝すると発表していた。北朝鮮で拘束中の米国人ペ・ジュンホ氏の解放を働き掛ける方針で、核・ミサイル問題をめぐり北朝鮮当局者とどのような協議を行うか注目される。シュミット氏は訪朝目的を明らかにしていないが、グーグル社の業務とは無関係としている。(2013/01/07 時事ドットコム)』(http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013010700152
 この件からわかること。
 米国と北朝鮮が、裏窓を使っての交流ルートを持っているという事。
 そして、私的な交流と言いながら、ミサイル問題と拘束中の米国人について意見交換すると明確に述べている事。そうとすれば、これは私的な交流ではないだろう。
 公式的には、『アメリカの大手IT企業、グーグルの会長らが近く、北朝鮮を訪問する計画だと報じられたことについて、アメリカ政府は、政府とは無関係だと強調するとともに、訪問の時期が適切ではないという認識を示しました。(2013年1月4日 NHKニュース)』(http://www.timesheetsoftware.biz/blog/?p=10505)とされ、米政府の関与を否定する報道が流されている。だが、これは、どう見てもわざとらしい偽装であり、事実上、米政府の密命を帯びた、二国間交渉がなされると見るべきだ。
 この動きは、タイミングからして、北朝鮮弾道ミサイル実験成功に、米国が脅威を感じた為に生じたものだろう。
 何が話し合われるのか?
 グーグル御一行様が訪朝することで、推測できることがある。北朝鮮にとってインターネットはウィーク・ポイントの一つである。国の発展を進める為には、北にとってもインターネットは不可欠だ。だが、一度ネットに接続すれば、閉ざされた北の情報環境はたちまち崩壊し、独裁政権が危険にさらされてしまう。
 閉ざした情報環境を守りながらネットに接続するには高度なフィルタリング技術が必要だ。グーグルなら、その技術を持っている。そして北には、米国の脅威となった弾道ミサイルと核がある。互いの手には、交渉のカードが握られているのだ。
 日本の情報機関が機能しているなら、あらゆるルートを使い、グーグル会長らと北の間で話し合われる会談内容を漏らさずキャッチすべきだ。どんな手段を使ってもいい。米朝二国間で結ばれる秘密の約束や協定は、如何なる種類の物であっても、我が国の国益に反する場合が多い。
 その内容によっては、我が国の対北朝鮮外交に於いて、米国が頼りになるのかならないのかも、ハッキリするだろう。まあ、これまでの経緯から、対北朝鮮交渉に関し、米国が全く頼りにならない事は明らかになって来ているのだが・・・。  



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