米空母買い取れ!



 アメリカの財政が厳しい状況にあるため、原子力空母ハリー・トルーマンバージニアのドックに繋がれたままになるらしい。
オバマ大統領が共和党と戦った予算問題で850億ドルの予算がカットされることが原因で、アメリカ海軍のハリー・トルーマン原子力空母はバージニアのドックに繋がれたままになりそうだ。
 このハリー・トルーマンは、10隻あるアメリカの原子力空母の一隻であるが、歳出削減の矢面に立たされることでペルシャ湾での警戒パトロールは行われないだろうと、テレグラフ紙が報じた。
 軍参謀長はペルシャ湾に2隻の空母の割り当てを要求していたが、国防総省財政問題があるためとして1隻だけを割り当てる決定をした。
 別の空母であるエイブラハム・リンカーンも予算上の懸念からメンテナンス作業が遅れている。
 国防総省は次の10年間で5000億ドルの歳出カットに直面している。同時期での歳出カット合計額は1兆2000億ドルである。
 この削減案は山のような債務に対処するためのもので、8日に署名され成立する見通しである。
 新国防長官のチャック・ヘーゲルは、海軍の4つの航空隊は徐々に飛行を減らし、空軍も飛行時間を削減する事が必要で、陸軍はアフガニスタンに展開している部隊を除いて全部隊の訓練を減らす事が必要である、と語った。
「この不確実性は、我々が使命を効果的に完遂する能力を危険にさらす事になるという点を明らかにしたい。我々は更なる危険を背負い込む事になる」とヘーゲルは語った。
 国防総省タカ派によれば、核兵器を目指していると欧米が考えているイランの核計画の問題で緊張が高まっているペルシャ湾における強力なアメリカ海軍のプレゼンスは、戦略的に必須なものと考えられている。
 アメリカの重要な同盟国であるイスラエルはイランの更なるウラン濃縮を阻止することを目的とした会議に進展がなければ、イランの核施設に対する空爆を実施すると警告してきている。ヨーロッパ連合EU)とアメリカはイランを交渉のテーブルに着かせることを狙ってイランに対する制裁を実施してきている。イランは、核兵器を獲得しようとしているのではないかという点についてそれを否定している。
 共和党オバマ内閣を政府の無駄な出費を削減しで不必要なプロジェクトを縮小する代わりに、軍のような政治的に敏感な分野を選択している、と非難した。
 しかし実際、この削減の対象となっている分野は長いリストになっている。教師の助手はレイオフされ、国境監視員は自宅待機となり、国立公園の開園時間は短縮されそうだし、低収入の女性は乳がんと子宮頸がんのスクリーニングを受けられる回数が減らされることになるだろう。
 削減を支持するオバマ民主党は債務と赤字に対して増税も含めてバランスの取れた取り組み方を呼びかけている。しかし下院を支配している共和党は、年が明けた頃のいわゆる「財政の崖」問題時に高所得者に対する増税を認めた後は、いかなる増税にも反対している。(2013.3.5 ROCKWAY EXPRESS)』(http://rockway.blog.shinobi.jp/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%94%BF%E6%B2%BB/%E8%BB%8D%E4%BA%8B%E8%B2%BB%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A7%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A3%E6%B9%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%E7%B1%B3%E7%A9%BA%E6%AF%8D%E6%95%B0%E5%8D%8A%E6%B8%9B

 これ、もし要らないなら、日本に売ってくれないか交渉して見るべきだ。勿論、機密の部分もあるだろうから、そういう部分は取り除いても良い。
 中国の空母が話題になることがあるけど、あれは元々、旧ソ連が建造中だった空母ワリャーグが、ソ連崩壊によりウクライナに引き取られ、ウクライナも財政上の理由からスクラップにするところを、中国が「洋上ホテルにする」という名目で騙し、エンジンなどが外された状態の船体を無理矢理買い取ったものだ(http://d.hatena.ne.jp/satox/20120925/1348511572)。
 中国は空母建造のノウハウを持っていなかったし、そういう軍事機密を教えてくれる国もないから、スクラップでも分析すれば様々な情報が得られる。その為に買い取ったわけだ。
 同じような理屈で、ハリー・トルーマンを買い取れば、日本は原子力空母のノウハウを色々得ることができる。
 日本では原子力船むつへの反対工作活動によって、原子力船へのアレルギーが強く残り、原子力船の開発が進まない状態が続いている。その一方、アメリカの原子力空母は、日本の港に入港している実績がある。既に認められているものな訳だから、反対運動を最小限に抑える効果が期待できる。
 そして、ハリー・トルーマンと言えば、フランクリン・ルーズベルトの死去後、政権を引き継いで日本への原爆投下を最終決断した、かつての「敵国」大統領の名だ。その名を冠した空母を日本が買い取る事は、日本の軍事的自主独立の象徴的意味合いを持つだろう。
 独自核も必要だが、日本は独力で中国に対峙しうる軍事力を何としても形成しなければならない。一から作っていたのでは間に合わないものもある。曲がりなりにも米国が日本の同盟国であるならば、米国の負担軽減の為、日本はそうした空母買い取りの提案をすべきだし、また、米国もそれに応じるべきだ!
 原子力空母ハリー・トルーマン、日本に売っておくれ!

 



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