誤訳で反日を煽る通信社



 アメリカのAP通信が「大阪市長:戦時の性奴隷は必要だった」という見出しで、発言を世界に報じた。しかし実際には、大阪市長日本維新の会共同代表)の橋下徹は「慰安婦制度は必要だった」と述べただけだった。
 橋下は「性奴隷」などと一言も言っていないのである。しかしAP通信は、慰安婦を性奴隷と誤訳して伝えたのだ(http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5063.html)。
 ご存知の通り、慰安婦と性奴隷は全く違う物だ。慰安婦と言えば、戦時売春婦の事で、つまり単なる売春婦である。戦前は、売春も合法で、その存在は違法なものでは無い。賃金も支払われていた。大金を稼いだ者も多い。
 一方、性奴隷と言えば、6日に報じられたアメリカ、オハイオ州で起きた3人の女性を10年間監禁した事件のようなものを思わせる(http://matome.naver.jp/odai/2136829412583131501)。
 つまり、このタイミングでニュースを聞いたアメリカ人は「戦時下なら、オハイオ州の女性監禁事件も肯定される」と橋下が言ったかのような、とんでもない印象を受けた可能性がある。
 AP通信が、慰安婦と性奴隷の違いを知らない訳が無いから、恐らく狙ってやっているようにも思われる。外国の反日通信社は、この手の事を良くやる。
 慰安婦をネタにした反日誤訳テクニックはもう一つあって、日本人が「性奴隷は無かった」と発言するのを、「慰安婦は無かった」と誤訳して伝えるのである。そして、発言した人を、慰安婦の歴史的事実を認めない、歴史修正主義者だ!、と叩く訳である。
 こうやってディス・コミュニケーションの輪を広げていけば、社会的地位のある人は、面倒くさがって誰も話題にしなくなる。すると、そこに、真実に対する社会的なタブーが、あたかも真空地帯か何かのように作られて、熱心にウソのプロパガンダ宣伝をする者の言葉が、真実のように拡散可能となった緩いスペースが出来る。
 こうした一種の社会実験の結果は、社会工学を応用した、宣伝心理戦略により、最初から巧妙に計算されている場合さえある。欧米の情報機関は、そうした手法で世界の人々の認識を操っている。
 正義を悪に、悪を正義に変えるのも、情報の流れを握る者には、簡単な事なのである。
 橋下は、この問題に火を付けたのだから、責任を取って徹底的に戦うべきだろう。
 しかし、もし中途半端に引きさがるようなら、この件に関わる彼らが、慰安婦ディス・コミュニケーションを世界に広げる目的に使われる、猿回しの猿として、指示された存在に過ぎない可能性まで、疑って見る必要があるかも知れない。



<歴史をかえた誤訳     文庫>



<日本は対外情報工作、ちゃんとやれ!、クリック宜しく。 m(_ _)m>

人気ブログランキングへ



(リンク)
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5063.html